概要
3×3EYES第二部に登場するキャラクター。
香港旅行中に親を交通事故で亡くすだけでなく事故のショックでそれ以前の記憶を失っているため祖父母の元に引き取られ暮らしている。仲の良い友人と原宿に遊びに行ったり素敵な彼氏ができることに夢見るなどどこにでもいる普通の女子高生。
しかしそれは本来の記憶を失ったパイであり、自分を人間だと思っていた。が、ある雑誌のインタビュー記事に彼女が載ったことで自分を作った主の永遠を望む人形の妖魔「木霊」に狙われてしまい、友人を人質に取られるなどのピンチに陥るも、パイを探していた八雲の介入と彼に渡された「シヴァの爪」を使ったことで封印されていた力が目覚め、木霊を撃退することに成功するが同時に自分が「人間ではない」事実を受け入れることになった。
このとき「三只眼」にかけられていた封印も解け復活するがこちらの方も記憶喪失で断片的に残っていた過去の記憶から自分と同じ仲間を求めており、その寂しさを紛らわすためフェイオーと共にぱいを眠らせて夜の東京の街を襲っては看板や公衆電話を強奪していた。
何も知らないまま人間の生活を楽しむぱいを羨んだり、自分が誰で同族がどこにいるのかも分からないことに焦燥しているなど以前の「三只眼」とは思えない面を見せたが、ぱいの奮闘で何とか落ち着かせることに成功し、以降は東京襲撃をしなくなる。
記憶を取り戻すためその手掛かりがある中国に八雲と共に旅立ち(本来なら八雲のみが中国に向かうことになっていたが、芽生え始めていた彼への好意とどうしても自分も行きたい気持ちに生じた行動力で叶った)、そこで聖地に通じる道を開く「崑崙の鍵」の存在とそれを狙う一味との戦いに遭遇。
途中三只眼とそれに関係する物を守るパドマー寺院の者達に会い、彼らによって自分にかけられた封印が「穿靈菱(チョアンリンリン)」という妖術によるものと判明し、更に熱意が入って三只眼吽迦羅の故郷である『聖地』を目指すことになるが……。
余談
本物の孫は両親と共に事故で亡くなっていると考えられ、パイの顔がたまたま孫と同じ顔だったため拾われた。
???(ネタバレ注意!!)