概要
フリーゲーム『青鬼』に登場するキャラクター。
ゲーム中においては唯一の女性キャラ。ver.1.1では「メグミ」という名前だった。
彼女と再会した後、再度話しかけても「卓郎…」としか言わなくなる。そのためpixivでは卓郎の彼女、もしくは卓郎に好意を寄せている、という設定が頻繁に見られる。
青鬼一の不遇かつ不人気・影が薄いキャラである。(特に小説発売以降)
ゲーム版
青鬼1.0・1.1
「メグミ」という名前で登場。
青鬼3.0
茶髪のセミロング。セーラー服を着用。
寝室に隠れている。たけしに「一番足が遅い」と言われていたが、実際はかなり速い。
有名な「ブルーベリーみたいな色をした全裸の巨人」発言はこの時のもの。
青鬼5.0・5.2
容姿は3.0と同様。
子供部屋に隠れている。再会した時に会話内で選択肢が発生するが、
どんな答え方をしても彼女はついてきてくれない。
卓郎への依存が一番酷く、ひろしが出口を見つけたと彼女に報告しても
「冗談じゃないわ!化け物のいる館を歩き回るなんて」とキレるのに対し、
卓郎に報告されると「わかったわ!」と素直に応じて同行する。
青鬼6.0・6.1・6.23
目つきが鋭くなっている。
Ver.6.03以前ではショートヘアーだった。
小説版
(左が通常、右がジュニアノベル)
通常版
髪型はポニーテール。
服装はキャミソールとコートにショートパンツでニーソックスとジュニアノベル版には近いが、ゲーム版とは全く異なる容姿をしている。
陸上部に所属していた為、足がそれなりに速い。
卓郎のいじめに加担はしておらず、彼の近くで見ているだけの傍観者だが、『怨霊編』で直樹にその事を指摘された際に気まずい表情をしていた為少なからず罪悪感はあった様子。
以下通常版での各巻のネタバレ注意。
無印
卓郎に好意を抱いている美少女だがそれ以外の人には気の強い態度で接する。
一方で寂しがり屋という一面を持つ。
物語終盤で卓郎に口封じで殺されそうになるが、その前に彼が喰われたため助かる。
その後、追ってくる青鬼からひろしとシュンを助けるため怪我を押して囮になる。
復讐編
前回と同じ形で登場。
卓郎に付いていくままジェイルハウスの中へ入っていく。
自分の前でだけ卓郎は偽りの自分を作らないため、そんな彼に強い愛情を持っている。
物語中盤で青鬼に襲われた際に卓郎に見捨てられる形で彼とはぐれてしまった。
異形編
物語序盤で青鬼に襲われて捕食される。
その後は青鬼が化けた姿で登場する。
怨霊編
彼女と杏奈にスポットが当たった巻。
青鬼化した後も卓郎とともに行動している。
卓郎を守りたい彼女と正に対を成す形で直樹と結託して卓郎を殺したい杏奈との対話、衝突を経て彼女も大きく成長していく。
無終編
シリーズの完結巻。
青鬼化した卓郎と共に行動し、ひろし達を護ろうとする。
物語中盤、改心した卓郎が彼女の大切さに気付いたところで死亡フラグを建築し、アメーバ型の青鬼に浸食され死亡した。
理由は不明だがこの美香はなぜかフワッティーと仲が良い。
断章編
完結巻から青鬼が美香達に関わらない世界を描いた番外編。
卓郎とは終始いちゃついていた。
ちなみにこの巻で直樹が美香に好意を抱いてることが明かされる。
ジュニアノベル版
髪型はツインテール。
卓郎と同じ東部小学校の五年。
ジュエルハウスの一件でひろしとたけし、主人公のタケルと知り合い、以降は卓郎と共に縁を持つ事となる。
後述のコミックス版や上記通常版と違い、年相応の少女で、虐める事を嫌う。
卓郎が好きなのだが告白しておらず、卓郎が他の女子と仲良くしてるとツンツンしてしまう。
主な服装はキャミソールとコートにショートパンツ、ローソックス。
小学生ながら上記通常版やゲーム版よりもセクシーな感じに扱われている。
「真夜中の地下病棟」では胸元が見えやすい服、スク水のような黒い下着(キャミソール?)にやけに短いミニスカート(あるいはウルトラマイクロミニ、超ミニスカート)とめちゃくちゃ可愛い服装をしている。
そのため、138ページの挿し絵ではふとももどころかお尻まで見えそうになっている。
また、「ゾンビだらけの遊園地」では(ほぼ表紙と1枚の挿し絵ぐらいだが)オフショルダーのドレスのようなものを、「怪魚のねむる水族館」ではウェットスーツ姿を披露した。
ちなみに、「沈黙の映画館」の表紙によるとパンツは黒らしい(←おいこら)。
コミックス版
通常小説青鬼シリーズから少し前を描いたコミックス版
以下ネタバレ注意↓↓↓↓↓↓
青鬼原始編1
ひろしを誘い込むためにジェイルハウスに待機していた卓郎にたけしと共に同行。
出てきた青鬼に襲われるも逃げ延びる。
2も同様の展開のため割愛。
青鬼原始編3
卓郎の発言などにより彼を信頼し一途な想いをよせていた美香だったが彼が自分を囮として利用するつもりだったと判明し、結果的に青鬼に襲われた彼を見殺しにする形で生き延びる。
卓郎と口論の末に足を挫いてしまった。
青鬼原始編4
青鬼と退治している最中に直樹、ほのかと合流し直樹に背負われ青鬼から逃げる。
青鬼に追われジェイルハウスの上へと逃げた一行だったが青鬼を窓から落とした際、青鬼に足を引っ張られ直樹も道連れにされそうになり、彼を助けるため青鬼と共に心中する。このとき、再び生き返るためハサミを握り髪を切った美香の姿は必見(美香ちゃんマジイケメン)
最終的に直樹が儀式に成功し、元の世界に戻るとまた卓郎と行動するようになった。
ここからが通常小説版青鬼スタートとなる。
余談
当サイトなどに投稿される美香の二次創作において、時々彼女が作中最強キャラとして扱われる場合がある。
それについて考察を広げた結果、彼女の幼少期(小学5年生)にあたるジュニアノベル版「沈黙の映画館」にて鎖が巻かれたドアに対し、彼女は自分の力では開けられない等の趣旨の発言していたが、彼女が中学生となったコミックス版第4巻においては青鬼に引っ張られ、ジェイルハウスの外に投げ出されそうになった直樹を片手で掴んでいた。このとき、直樹だけならばまだこれを実現できそうではあるが、なんと直樹を引っ張っている青鬼もセットとなっており、当然青鬼も宙ぶらりん状態なので彼女は直樹の全体重+青鬼の全体重を片手で掴んでいたということになる。(余裕そうな顔をしていた)
つまり彼女は作品中において小学5年生から中学3年生となる間に握力、腕力ともに桁違いの力になったということになる。
さらに小説版、コミックス版において運動神経抜群で脚が速いという設定を持っていることからネタとして扱われる美香最強説はあながち間違いではないのではないかと考えられる。(ちなみに小説版にて自ら囮役に立候補、Xにて危険を顧みず卓郎を救出するなどいざとなったときには肝も据わっている様子)
弱点を考えるとすれば体重と卓郎くらいのもので、体重についてはひろし、直樹が彼女を抱えることになった際にどちらとも走りながら抱えることができていた為標準程か軽い程度だと思われる。卓郎については言うまでもない。
尚美香最強説において、じ・あにめぇしょんの世界線においては考えないことにする(全員やばい)
さらに余談となるが、美香はジュニアノベル版第7弾「沈黙の映画館」にて犬語が理解できるorテレパシーが使える説が浮上した。
理由としては犬であり犬語を話すタケルしか知らない筈のマルチーズの犬の名前(マロン)を平然と口にしていた為である。
本編182ページにその様子が描かれているため確かめてみるといい。
関連イラスト
(小説版イラスト担当鈴羅木かりん氏のイラスト)