義肢装具士は、義肢(義手・義足)や装具を中心に、車椅子や杖などを扱う医療系専門職。もともとは手術室内で作業するため、設立された資格であり、誕生から30年が経過した。
資格取得者数は、理学療法士が15万名、作業療法士が7万名を超えるなか、5000名程度である。
病院に勤務する他の医療職と異なり、一般的には義肢装具製作会社の社員である。そのため、「義肢屋さん」「装具屋さん」「コルセット屋さん」と呼ばれることがしばしばある。
フィクション作品でしばしば登場する「義肢職人」は、資格としては義肢装具士よりも義肢(装具)製作技能士に近い。