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概要
1952年出版のアメリカの作家アーネスト・ヘミングウェイによる小説。著者にとっては最晩年の作品にあたる。
わずか100ページ余りの短編小説ながら、50年代の貧しい漁村に暮らす人々のリアルな生活ぶり、そして孤独や悲運に苛まれてもなお誇りを失わず生きる老主人公の姿を淡々と、かつ活き活きと描いた本作は世界中で高く評価され、ヘミングウェイが1954年ノーベル文学賞を受賞する大きなきっかけとなった。
あらすじ
キューバの漁村に暮らす老漁師サンチャゴは長く不漁に苛まれ、周囲の漁師達からも馬鹿にされていたが、日頃助手を務める少年マノーリンだけは彼を尊敬していた。
ある日、少年の助けを借りられず一人で漁に出ざるを得なくなったサンチャゴは、沖合で自分の舟よりも大きなカジキに遭遇、三日三晩・不眠不休の孤独な死闘の末にこれを仕留める。
しかしその帰路、カジキの血の匂いを嗅ぎつけたサメが次々と襲い掛かり……。
関連イラスト
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