概要
『失われた四階』に住まう少女の姿をした妖怪。見た目に反して大人びた口調であるが、口数は少なく、本心はほとんど見せない。しかし一度『仲間』と認めた物の危機には必ず駆けつける優しさを持っており、作中では幾度となく大輝達や仲間の妖怪達を危機から救い出している。
戦闘スタイルは主に「みたまヨーヨー」と呼ばれる水ヨーヨーを使った遠近両用の攻撃。ヨーヨーを入手する前は炎を操り戦っていた。その戦闘力は妖怪でもトップクラスである。
また『学校』というものに何かしらの未練があるのか、病気で学校に行けなかった子が変貌した幽霊を説得する際にどこか悲しそうな表情を見せることもあった。
- 通常時
普段の姿。一応この姿でも戦えない事はないものの敵の攻撃に捕まったりする事も多い。
- 戦神美粧
読みは『バトルスタイル』
みたまヨーヨーを胸についた炎のバッジにかざすことで変身する姿。変身時には「あまり私を怒らせないで」というのが通例。基礎身体能力が遥かに向上しており放たれるみたまヨーヨーの一撃はあらゆる妖怪を粉砕する。
戦闘時は基本的にこの姿で戦う影響か、ブンブン本誌の表紙を飾るのもこの姿の場合が多い。ちなみにこの時は身長も伸びている。
- 幽玄飛装
読みは『ラピッドフォーム』
最終回で再度大輝達との絆が結ばれたことにより誕生した新たな姿。その能力は『戦神美粧』を大きく上回っており、今まで翻弄してきたヤミコをスピードだけで圧倒して撤退にまで追い込んだ。戦神美粧の時よりさらに身長が伸びており、大人びた雰囲気を醸し出している。
なお『戦神美粧』『幽玄飛装』は花子さんに元々備わっていた能力ではなく、人間との交流を経て手に入れた姿であることが最終回より失われた四階の「ヌシ」によって語られている。
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ーネタバレ注意ー
実はかつて旧校舎に肝試しに来た大輝の両親たちを口裂け女から救っており、みたまヨーヨーはその際に「お礼」として受け取ったもの。その後「とある妖怪」との戦いで快楽と喜びが身体から分離してしまい、それが後の大事件に繋がることとなる。その時のモノローグでその件は大輝の両親も関わっているらしいが……?
ー最終回ネタバレー
花子さんは元々、病弱で学校に行く事が出来なかった校長先生の幼なじみであった。毎日お見舞いに来てくれた彼と『校長先生になったら生徒は私が守ってあげる』という約束をかわしていたのだった。