概要
黒い毛並みの麒麟で、狛犬の様な姿をしており、上唇が巻いた形状で、鼻の上に角があり、その角からは弓が作れるとされる。
また1日で一万八千里を走り四夷の言葉を話す神獣とされ、北方に棲んでおり、夏も地面が凍って裂け、氷の張った川を渡れる程に寒い場所にいるといわれ、賢徳ある君主の前に現れるという。
尚、中国南宋の嘉定17年(1224年)にチンギス・カンが鐵門関で遭遇したという話があるらしい。
ゲゲゲの鬼太郎
表記名は「角端獣(かくたんじゅう)」。
映画『ゲゲゲの鬼太郎 最強妖怪軍団!日本上陸!!』に登場。
伝承では神獣である麒麟の一種だが、本作では中国妖怪の首領・チー配下の魔獣という設定で、水木しげるのイラスト通りに一角獣の様な角を生やした狼の様な姿をしている。
最後は子泣き爺に背中に乗られて潰され消滅してしまった。