通り雨
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とおりあめ
さっと降って、すぐやむ雨。降ったり止んだりを繰り返す雨のこと。
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すべて見る雨宿り、東屋(ゆりかご)にて
優里のアパートに突然アポなしで友人が来襲した。 迷惑とも見える行為だが、ここ数日、落ち込んでいた優里にとっては必要な登場だった。 友人はあたたかな紅茶と言葉で優里を励まそうとする。 彼女と空色のモクテルを飲んでいた時に、突然の雨が降り、友人は帰れなくなってしまった。 「泣きたい時は泣け」彼女は優里にとって必要な言葉をくれる。 「雨の後は虹が上がる」なんて綺麗事も言わない。 都合の良い理想通りの友人のおかげで、優里は誰もいない一人暮らし用のアパートの一室で溜め込んでいた悩みと苦しみを吐き出すことができた。1,670文字pixiv小説作品