人物
概要
日所、稲本と同学年で、彼らと中学時代は同じチームの補欠だった。
本気で甲子園出場を目標に掲げており、それが桜沢を弱小校から準決勝に駒を進めるまでに成長させた。
選手として
ナックルボーラーであり、桜沢のエース。
高校生活の全てをナックルボールの習得に捧げ、その結果稲実の打線ですら完全に捉えることはできないほどのナックルである。選手からも「ビデオ以上」「マジで回転してねえ」と評価され、十分な対策を立てたにもかかわらず1巡は完全に凡退させた。
無回転の繊細なボールである為、常に「禅のマインド」で精度の高い投球を心掛けている。一球型に自身の心と向き合い、心の乱れは守備に声を掛けて取り払うほど。
球種は超高精度のナックルボールだけのナックル一芸特化。
その自信と信頼は非常に高く、盗塁も気にせずナックルを投げ続け相手の攻め急ぎから自滅を誘う型。
作中の活躍
ダークホースとしてベスト4進出。夏の都大会準決勝で稲城実業と戦い、自慢のナックルで好投し、1巡を完全に凡退に追い込む。
だが得点どころか出塁出来るイメージができない状態に焦り、そこからエラーが重なり守備が乱れ始めるものの、禅のマインドと持ち前のリーダーシップでチームを立て直すも本人が勝ちに急ぎ、力みナックルが僅かに回転してしまった事でスリーランを許し、そこから崩壊。コールド負けを喫する。
試合後に甲子園を目指すチームと甲子園で優勝を目指すチームの意識の差を痛感し、大敗した事で未練も後悔もなく野球を辞められる。と思っていたが、本気でチームの勝利を信じ、望んだ監督の涙を流しながら目を背ける事なく球場で唯一桜沢に対する惜しみない称賛の拍手を受けた事で涙を流し少しの未練と共に大会を去った。
この監督の拍手はダイヤのAの名シーンとして上げる人も多い。
その後はチームメイトと勉強に励んでいたり、決勝を見学していた。