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先ず隗より始めよ

故事

昔、の国(今で言う北京市~遼寧省の一部にあたる)に昭王という王様がおりました
親のである隣国のを倒すために、優れた人材を求めて努力を行っていた昭王に郭隗(かくかい)という家臣が進言しました。
「昔、ある君主が“千里を走れる名馬が欲しい。”と探してしまいましたが、幾年たっても見つかりませんでした。
ある日、名馬の噂を聞いた君主は従者に大金を渡して買いに行かせました。しかし、その馬はすでに死んでおり、男は死んだ馬の骨を買って帰ってきました。君主は怒り心頭でしたが、従者が弁明するには「死んだ千里馬でも大金を払うなら、生きている馬ならなおさら高く買うに違いないと人々は思うに違いありません」とのこと。
実際、その後各地から名馬が次々と集まったのです。

優秀な人材を招聘したいとお望みであれば、まず、この私、郭隗の優遇からお始め下さい。
郭隗以上と自負する賢者ならば、きっとやってくるでしょう。」

郭隗の言うとおり昭王は隗を優遇したところ、しばらくすると有能な人材がたくさん集まって燕の国は大いに発展し斉を打ち破って大勝利しましたとさ。

原文(書き下し)

燕人、太子平を立てて君と為す。是れを昭王と為す。死を弔ひ生を問ひ、辞を卑(ひく)くし幣を厚くして、以つて賢者を招く。郭隗(かくかい)に問ひて曰はく、
「斉は孤の国の乱るるに因りて、襲ひて燕を破る。孤極めて燕の小にして以つて報ずるに足らざるを知る。誠に賢士を得て与に国を共にし、以つて先王の恥を雪(すす)がんことは、孤の願ひなり。先生可なる者を視(しめ)せ。身之に事(つか)ふることを得ん。」と。
隗曰はく、
「古の君に千金を以つて涓人をして千里の馬を求めしむる者有り。死馬の骨を五百金に買ひて返る。君怒る。涓人曰はく、『死馬すら且つ之を買ふ。況(いは)んや生ける者をや。馬今に至らん』と。期年ならずして、千里の馬至る者三。今、王必ず士を致さんと欲せば、先(ま)づ隗より始めよ。況んや隗よりも賢なる者、豈(あ)に千里を遠しとせんや。」と。」
是に於いて昭王隗の為に改めて宮を築き、之に師事す。是に於いて士争ひて燕に趨(おもむ)く。

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