概要
過去炭鉱事故に巻き込まれ死んだ少女の亡霊。長年閉じ込められていた地下深くから
やっと抜け出せた時代は自分の生きた時代とは全く異なっていたので幻想郷に飛んできた。
彼女が幻想郷を自分の生きた経済成長期に近づけようとしたことが今回の異変のおおもとの
原因で、そのため刑部やことも仲が悪い。
二つ名
鐡廃産画の調整士
産業構造の調整をする能力故の二つ名
種族
亡霊
彼女は大人に秘密で炭鉱に探検に行ったところ、運悪く事故に巻き込まれ、出られなくなってしまう。
何とか外に出ようと試みるが一向にうまくいかない。それもそのはず、気付かないうちに命を失い、地縛霊となっていたからだ。だが地縛霊としては特別に、その場に未練がないことや、長い年月の間に増幅した霊力から、強大な力を手に入れる。それが「波」と呼ばれる世の中の流れを操る能力だった。
しかし地上に出てみると、自分の生きていた時代とは一変、実在する物質はほとんど求められず、人々は実体のないモノにすがって経済を動かしていた。浦島太郎状態で、時代になじめなかった砂子は、同じ境遇の鉱社により幻想郷の存在を知り、「失われた自分の時代」が幻想となってそこに流れ着くのをまとうと決心した。
能力
坑を掘る程度の能力
景気を操る程度の能力
坑を掘る能力→単に穴を掘るとは違い、鉱脈を探し当て、鉱山を築きあげる能力。スキルのようなモノ。
景気を操る能力→景気変動を自在に操る能力。文明社会ではある意味危険な能力。
容姿
短いのか長いのかわからない髪ににライトヘルメット、作業服に長靴という、典型的な労働者コスチューム。
でもミニスカート。ちなみにスカートの模様は需要曲線と供給曲線、人の文字の羅列である。作業服は半袖長袖含め三種類持っている。
武器はツルハシと有刺鉄線。
性格
明るく元気で、前向きな、炭鉱中の人気者。モノを価値で見ようとするところもあるが、それは非常に模範的な会社人であり、その点において社の責任恐怖症よりは数段マシ。
ただ、前向きと言うより前しか見ていないので、あまり自分の熱中している事以外には気をとられない。もう少し空気を読む程度の能力が必要。
テーマ曲
「鉄島経済白書~not postwar days」
軍艦島のことと見せかけて、鉄っぽい産業発展を続けた日本そのもののこと。経済白書って言うと、「もはや戦後ではない」で有名。これは「もう戦後とは言わせない」という意味ではなく、「戦後、水準が戻ってから、どうやって成長するか?」と言う懸念の意味。今回の異変の裏にある砂子の思惑そのものである。
設定
妖怪が思いつかなかったので亡霊らしい。炭鉱事故なら亡霊になりうるという見解が、
環境→炭鉱という鉱砂坑の主題の方向性の決め手になった。
スペルカード
一応戦後経済の流れに沿った順番
名称 | 難易度 | 説明 |
---|---|---|
坑符「ツルハシと跫音」 | E~N | 跫音は響く足音。 |
坑符「斜面滑走」 | H~L | トロッコのこと |
好況「神武天皇の舞」 | E~N | 神武景気 |
好況「岩戸隠れの終焉劇」 | H | 岩戸景気 |
好況「イザナギ様のお触れ」 | L | いざなぎ景気 |
変動「コンドラチェフの波」 | E~N | エネルギー変化による60年周期の景気変動。 |
革命「コールリミット」 | H~L | 石炭危機。エネルギー革命のこと |
遺構「ストレイタムエレベーター」 | 霊夢E~N | 地層のエレベータ。竪坑 |
遺構「志免石塔」 | 霊夢H~L | 志免竪坑 |
遺構「東京湾炎上」 | 魔理沙E~N | 昔の映画の名前 |
遺構「首都防衛線・スーパーX」 | 魔理沙H~L | 首都防衛戦の戦跡。スーパーXはゴジラネタ |
遺構「石橋を叩いて渡らず」 | 早苗E~N | 下記参照 |
遺構「タウシュベツの石橋」 | 早苗H~L | 有名廃線士幌線の橋梁跡 |
遺構「動かない観覧車」 | お燐E~N | 各地の遊園地廃墟 |
遺構「錆霊G」 | お燐H~L | 廃墟の錆。廃墟は心霊スポットの金字塔 |
遺構「ハシマノスタルジィ」 | E~L | 端島→軍艦島、ノスタルジーは郷愁 |
理想「20世紀のユーフォリア | 東方偽想夢 | ユーフォリアは経済の理想状態 |
革新「経済分析の歴史」 | 東方偽想夢 | コンドラチェフの波の提唱者、シュンペーターの大著 |