CV:吉野裕行
霧科コーポレーション専務取締役で、ナギサの次兄。
ナギサに数々の汚れ仕事を命じており、その成果だけを奪って若くして専務まで上り詰めた。今度は先行技術開発部A-TECの解体を命じ、ナギサを手駒に使って数々の工作を展開するが、逆にA-TECで削られた予算がどこかへ消えていることを嗅ぎつけられ、選挙戦に絡んでいることまで突き止められる。
その後、ナギサの裏工作によって支援相手が落選。責任を負わされる形で、子会社である霧科倉庫の専務として出向させられ、物語の表舞台からは退いたかに見えたのだが……。
序盤は高圧的で嫌味なだけの態度が、焦燥を伴って段々とヒステリックに変化していくのは見もの。謀略の限りを腹に抱えて不敵に対峙するナギサとの対照的な振る舞いは、本作の大事なスパイスであろう。