概要
pixivユーザーの苺林ちろる氏が、自身のブログ・サイトにて掲載しているオリジナル作品。
中世ヨーロッパ風の世界を舞台に、不老不死の体質を持った青年・ロロが主人公。漫画形式で物語が展開されているが、現時点では非公開となっている。
作者の苺林ちろる氏は二次創作には寛容で、pixivへは「ファンノベル」の名目で二次創作の小説作品が投稿されている。
あらすじ
ルヴェール王国の田舎・エーチェリーアの森の奥に住む双子のローズとクロエ、そして母親のユリア。訳あって身分を隠してまで引っ越して森の古い小屋に暮らしていた。ユリアが働きに行っている間、絶対に家から出ては行けない、人と会ってはいけないと言われていた2人だったが、森でたまたまアルテという迷子の少女に出会いその後3人は意気投合していた。
しかしこの事はユリアにバレてしまい、この世界に5つの人種が存在するのを双子姉妹に教えた。
- ラルクネウト：普通の人間。
- フォールネウト：不老不死の体質を持つローザレットの皇帝「フォールネウト」、及びその子孫の総称。近親交配をすればするほどその性質は強くなる。
- フォールネウト・オベディエンティア：ある集団がフォールネウトの血液を盗み、改竄して作りだした人工的な種族。
- レルグネウト：フォールネウトやフォールネウト・オベディエンティアとの接触により食人鬼に変貌する可能性がある種族。食人により食した人間の記憶と能力を手にすることができるが、不老不死の能力はどうしても取得出来ない模様。
- ミティアネウト：以前は違法とされていたフォールネウト・オベディエンティアを収容所送りにするために、血のにおいを嗅いで人種自体を見分けることが出来るようにした人工的な種族。
実はアルテはミティアネウトの血を受け継ぐ人種で、双子姉妹はレルグネウト。今回は接触はあったものの食人鬼に変貌せずに済んだとはいえ…
一方、こちらはルヴェール王国の首都・アストランティアで暮らしている主人公の青年・ロロ。母親のマリーはロロが3歳の頃に逝去し、また医者をしているクロヴェスが実の父親ではなくマリーの再婚相手(ロロの継父)である事は物心がついてから薄々気がついていた。ロロ本人は病弱ではあるものの、ある出来事から不老不死の体質がある事に気づき、いつか実の父親と自分の出自について探ろうと考えていた。
クロヴェスの一家は金持ちで、田舎のエーチェリーアに別荘を持っていた。メイドのルネの付き添いの元でエーチェリーアに滞在していたある日、原型をあまり留めていない謎の変死体が発見された。別荘に戻る途中、ロロはクロヴェスに似たような見た目の謎の人物と出くわす…
