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概要編集


探偵を営みながら、歴史小説家の顔も持つ人物。


稀代の美食家にして大食漢でもあり、彼の食事後には、使用済みの食器が山をなすのが常(※注釈1)。

自他共に認めるグルメではあるが、庶民的な総菜やファストフードなども大好物。


それ故の弊害というのか、事件現場に残された毒が混入されている可能性のある食べ物でさえ、平気で食べ「旨味ーっ!」と叫ぶのが口癖となっている(※注釈2)。


学生の頃に両親が亡くなたことで相続した莫大な遺産で半ば道楽のように探偵と小説家の仕事をしている。


小説家としては成功しており、大学生から大使に至るまで幅広いファンを獲得しているが、締め切りをすっかり忘れたり、平気ですっぽかしたりするため、担当編集者からは怒られることが多い。

しかし、探偵としては、こと”食べ物が絡む事件”に限り研ぎ澄まされるものの、食べ物が絡まない事件では身が入らないこともある。

「食の探偵」と自負するだけあって、古今東西あらゆる料理や食材に関しての知識が詰まっており、それらの知識を総動員して真相に迫っていく。


(※注釈1)…初期は単に人より大食いという程度だったが、連載中盤からは際限が無くなり、トラック1台分の弁当を平らげるなど、無限に食べ続けるようになった。


(※注釈2)…ただし、あるママ友が友人の息子を殺そうと目論んで作ったボツリヌス菌入りの弁当や、腹痛で友人の評判を落とそうとしてホウ酸団子を混ぜたシフォンケーキだけは決して食べようとしなかった。



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