黒猫亭
くろねこてい
皇都五区の、万国港へと向かう目抜き通りをすこし外れたところにある。
自律人形たちを束ねるリーダーは鴉羽。
料理は箒星を中心に自律人形が機械人形を操作するかたちで行う。材料は卸業者から仕入れる他、主に月下が市場から調達している。
自律人形ではないが、千代がお手伝いとして接客を行うこともある(漫画版では、清掃員の日雇いアルバイトとして実際に働いたことも)。
小さな舞台もあり、歌などちょっとしたショーが開かれる。
営業時間は朝九時から二十時まで。定休日は水曜日。
土蔵造りの洋館で二階建て。一階が喫茶店で、二階は執務室や自律人形たちの部屋、お風呂など。
また、地下には人形をメンテナンスする部屋もあり、人形師でもあるナギが、ここで日々、自律人形を点検・修理を行っている。
建物正面には噴水や桜の木があり、景観の良さも備わっている。
元々或る実業家の私邸であり、それをナギが買い取り喫茶店に改装した。現在喫茶店として使用しているフロアは元々ダンスホールだったため、ステージがある。
2022年のエイプリルフール企画『喫茶・黒猫亭、Uber Eatsはじめました!』で並んだものによると、オムレツやホットケーキなどの普通の喫茶店メニューから「牛鍋」や「羊羹サンドイッチ」といったレトロな世界観なメニューまで様々取り扱っている(外部リンク)。
ただし、上記に記載されているメニューの中には、作中では提供されていない料理もある。
例えば、厨房にパン焼き窯は無いのであんぱんはメニューに無い。作中に出てくるあんぱんは、坂を下った先にある坂下パンで購入したもの。
黒猫亭を始めた頃はドリンクとサンドイッチくらいしかなく、皆で案を出し合ってメニューを増やしていった。
オムレツは月下、フルーツ盛り合わせは鴉羽の発案。
酒も取り扱っており、黒猫ブランという名物がある。
なお、最安メニューはライス単品らしい。