「わたし……お役に立てます!」
プロフィール
人物
喫茶・黒猫亭で働く給仕用の自律人形。13歳の少女人形として作られた。元々は店の地下で眠っていたが、ある日目が覚めそのまま店主である遠間ナギの誘いで働く事となる。
好奇心旺盛な頑張り屋。明るくて優しく、涙もろい。ただ、かなりドジっ娘。歌うことが好き。
基本的に誰に対しても敬語を使い、一人称は「わたし」。
驚いたときなどに口を×にし、「みゅ」という声をあげる。
初期化された自律人形のため、自分が何者か名前も含め全く分からなかったが、ナギによって「灰桜」という名前を与えられた。少しくすんだ桜色の髪をしていることが名前の由来。
アニメ第2話にて、ナギから愛玩用の兎型機械人形・イナバを与えられており、出かける時にはいつも抱っこして持ち歩いている。
時折、無意識に他の人形とリンクしている描写がある。
過去
公式サイトで連載されているキネティックノベルLite「プリマドール・アンコール」では灰桜の過去が少しだけ描かれている。(同エピソードのキネティックノベル化が決定したため、現在は公開終了されている。)
戦争が始まってから30年ほど経った頃、アルタリア共和国の首都レバルジャクにてナギとひっそりと暮らしていた。(ちなみにこの時点で既に「灰桜」と名乗っている。)
新年を迎えたとある日に、訳があってレバルジャク少女歌劇団から逃げてきた少女リリアと出会い、彼女から歌を教えてもらう。
ローベリアに亡命しようとするリリアを国境まで送り届けようとした際、教えられてもいないのに無意識に皇軍の機械人形を操ったことで初期化が不十分だったと判断され、ナギによって再度初期化されることになった。
正体
※ネタバレ注意※
桜花の論理機関と、桜花の記憶バックアップを持つイナバの論理機関を掛け合わせて、ナギによって作られた人形。
桜花の記憶を持ち、桜花の能力を使うこともできるが、主人格はイナバのほうである。
妙にポンコツなのは、元々の存在が作業させるのが目的ではない愛玩用機械人形だからであった。
同じ桜花型である菊花の論理機関を移植して作られた灰神楽とは姉妹機の関係になる。
アニメ本編終了後
※ネタバレ注意※
アニメ本編同様、黒猫亭で給仕をしている。
ただし、論理機関を初期化して以来、歌が歌えなくなってしまった。
その後のエピソードは、キネティックノベル第四巻「プリマドール・アンコール」(2024年発売予定)で描かれる。