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概要

シリーズを通して主人公ゴードン・フリーマンの前に度々現れる男。

濃紺のスーツ・白ワイシャツ・黒ネクタイを身に纏い、右手にアタッシュケースを持った姿が特徴。若干訛った英語をしゃべり、年齢は40代から50代と推測されている。

基本的にはゴードンの視界に一瞬だけ現れて立ち去っていき、追いかけても既に居なくなっているというパターンが多い。ただし、要所のイベントシーンではゴードンに話しかけたり、超人的な能力を使用することがある。語る言葉は抽象的でその真意は理解しがたい。

第一作の頃はブラックメサ研究所に関わった者を抹殺するような行動を取っており、彼を追った先に女性だけで構成された暗殺者部隊(Black Ops)が待ち構えている事もある。

当初は「政府(Government)の男」という意味でG-manと呼ばれていたのだが、実際にはもっと超常的な存在らしく、アメリカ合衆国が崩壊したと思われるHalf-Life2の世界でも相変わらず暗躍中。ファンからは「異世界の人間」、「未来人」、果ては「未来からやってきたゴードン・フリーマン自身」など様々な形で正体が考察されている。

スタッフ退社に伴い漏洩したHalf-Life2:Episode 3のプロットでは、ヒロインのアリックスが幼少期に出会っていた女教師の正体もG-manだったという。

ある意味、Half-Lifeシリーズ最大の謎ともいえる。

登場シリーズ

・Half-Life

シリーズ第一作にして彼の初登場作品。

チャプター1「ブラックメサへようこそ」にてフリーマンが乗っているモノレールの反対側のモノレールに乗っているのが初登場である。

最終チャプター「終焉」にてフリーマンの前に突如現れ「G-menの出すミッションを受けるか、さもなければ死か」の二択を迫る。ミッションを受ける事を承諾するとゴードンを異次元空間へ幽閉する。

・Half-Life:Opposing Force

本編で敵キャラだった海兵隊が主役の作品。

ブラックメサ研究所での事故が発生する数か月前に行われた訓練の時点で登場している。

ここでは主人公であるシェパードを助けるシーンがあるが、最終的にシェパードを異次元空間へ幽閉してしまう。ゴードンとは異なり彼の処遇は「保留」なので、恐らく半永久的に幽閉されると思われる。

・Half-Life:Blue Shift

モノレールで移動しているシーンのみ。

・Half-Life2

「目覚めの時ですフリーマン」と語りながらゴードンを異次元空間から解放。作品の舞台であるCity17へと召喚し、コンバインに対抗する組織レジスタンスに参加させる。

劇中ではレジスタンスの補給基地指揮官と会話しているシーンもあるが、やはり目的は不明。

余談

元々G-manはあの独特的な声になる予定ではなく、実際声優の1回目は真面目な雰囲気の声だった。しかし開発チームが「他の声もしてほしい」と言った2回目で、あの声をしたところ決定したそうだ。

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