概要
MIT卒の物理学者。ゲーム冒頭でブラックメサ研究所に着任するが、挨拶も早々に特殊防護服『HEVスーツ』を装備させられ、特異物質の分析実験に参加することになる。
しかし実験過程で起きた事故により『Xen』と呼ばれる異世界へ繋がるワームホールが形成され、多数の異世界生物(エイリアン)が出現。研究所内は地獄絵図と化してしまう。やむなくフリーマンはバールのようなものを手に取り、エイリアンや事件の揉み消しを図る海兵隊と三つ巴の戦いを繰り広げることとなる。
学者であるにもかかわらず銃器の扱いに長けていたり、バールでエイリアンや海兵隊員を撲殺できる高い戦闘力を持っていたりするが気にするな。着ているHEVスーツのおかげだろう、多分。
ちなみに年齢は27歳である。黒縁メガネ・モサモサのヒゲ・若干広めのデコのせいで老けて見えるのはご愛嬌。学者なのでオシャレにあまり気を使っていないのだろう。
「Half-Life」と続編「Half-Life 2」の間に作品内では15年の時が立っているが、彼はG-manによって異次元世界に幽閉されていたため、年を取っていない。
『2』の時代では英雄として名を知られており、協力者もかなり増えている。
プレイヤーをゲームに没入させるという演出方針の為、ゲーム全編を通して一言も喋らない。『2』においてもそれは変わらず、ヒロインのアリックスからは「無口な人ね」と評されている。
また、英雄としての人望故か、ゲーム中では子供でも解けそうな物理学的ギミックを突破するだけで「さすがだフリーマン」などと大仰に褒められることが多い。
一方『2』のラスボスからは「君は科学者の癖に、破壊するばかりで何も生産的な事をしていないじゃないか」と正論で非難されたこともある。
2の前日談である「Half-Life: Alyx」ではプレイアブルキャラがアリックスな為、あまり目立つことはなかったが、クレジット後に操作することができ、イーライがアリックスを奪ったG-Manに復讐を誓い、ドッグがバールを持って現れる。そしてイーライはドッグからバールを受け取り、ゴードンに手渡しながら「ゴードン、頼むよ。やるべきことがあるんだ」と言われる。(要するにエピソード2の直後のシーンである)
余談
海外のゲーム系ニュースサイトで行われた『キャラクター人気投票』では決勝まで勝ち上がり、マリオとの一騎打ちを制して見事に優勝。海外におけるHalf-Lifeの知名度の高さを窺わせた。
更にギネス・ワールド・レコーズで行われた『ゲーム史上最も有名なゲームキャラクターランキング』では、TOP50中なんと第8位にランクインしている。
最強のバール使いとして名高いが、実のところゲーム中のバールはそれほど高性能ではない。
確かに単発威力は拳銃より高く、殴り続ければ主力戦車を破壊することも可能だが、射程は極めて短いしサブマシンガンやショットガンの連射の方が遥かに強い。縛りプレイでもなければアイテムの入った木箱や障害物などの破壊、或いはヘッドクラブの駆除くらいでしか使わないだろう。
『2』でも当然バールは続投しており、フリーマンのシンボルとして手渡されたり、レジスタンスのマークに使われているなど神格化されている節がある。しかし、実際の主役武器はより汎用性の高い重力銃に変更されている。ゲーム終盤ではバールを含む全武装が没収・消去されてしまうが、(武器没収装置に武器として認識されなかった)重力銃だけは逆にチート級の強化が施されるため、これを使って無双していくことになる。