あらすじ
常に暗雲に覆われ緑も枯れ果てた世界で、千鋃 千艸はその元凶である「妖芽」の皇子を狙撃しようとするが、逆に皇子に仕える金隷の手によって、羅貫のいる異世界、日本へと飛ばされてしまう。 木の覆い茂る家に住む沢 羅貫は、裏庭に突然落ちて来た千鋃 千艸に、皇子と同じ顔をしているため皇子と間違われて木の銃を向けられるが、羅貫は我知らず持つ「沙芽」の力で、枯れるはずの千艸の銃を育てた。このことで、千艸は羅貫と皇子を間違えたことに気づき、沙芽の力を持つ羅貫を、最後の『希望』として守ることを決意する。
後日、羅貫は千艸と千艸と同じ世界から飛ばされてきた成重、皇子の命令で千艸を殺しにきた灯二とともに、妖芽の皇子に汚された異世界を変えるために異世界へと出発する。