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すたんどあっぷ
月刊コロコロコミックで2009年2月号から2010年4月号まで連載。
いじめられっ子の少年、赤亀あゆむがボクシングに出会い、成長していく様子を描く王道ながらコロコロとしては珍しい格闘技をテーマにした漫画である。
※登場人物の名字のほとんどが色の名前＋動物もしくは植物の名前となっている。
メインキャラクター
- 赤亀歩（あかがめ あゆむ）
本作の主人公で、14歳。いじめられっ子だが、極めてマジメで努力家の少年。ボクシングと出会い、少しずつ強くなっていく。
- 白鳥翔（しらとり しょう）
ピアスを付けた軽いノリの男。一人称は「俺」で、軽いノリの口調で喋る。アマチュアボクシングの最大の大会、挙祭(ナックルカーニバル)の最年少チャンピオン。あゆむのことを「あゆむちん」と呼んでいる。
- ジジイ
本名不明。髪型はアフロで丸眼鏡をかけ、更に不気味な顔と、初対面の人間を驚かせる外見の老人。一人称は「ワシ」。ゴールデンボクシングジムの会長。
- 黄豚（きぶた）
あゆむをいじめている不良。一人称は「俺」で、少し乱暴な口調で喋る。下の名前は不明。子分が2人おり、あゆむの事を「ドン亀あゆむ」と呼んでいる。ボクシングファンで白鳥の大ファン。話が進むにつれあゆむを応援するポジションになっていき、試合中に度々あゆむに声援や激をとばしている。
拳祭出場者
- 紫薔薇 香（むらさきばら かおる）
拳祭における歩の初相手。一人称は「僕」で「八重薔薇の挙(ビューティフル・ショット)」という8種類のパンチを高速で叩き込む技を持っているナルシスト。当時の時点で2種類のパンチ（ジャブ、右ストレート）しか使えなかったあゆむをバカにしていた。
- 緑苔 悟（みどりごけ さとし）
拳祭二回戦目の相手。一人称は「私」で、年齢問わず敬語口調で喋る。｢精神修行｣として拳祭に参加している変わり者の坊主ボクサー。ガードや回避能力に特化しておりノーガードの体制から如何なるパンチを紙一重で交わす｢苔心の守り(サイレント・ディフェンス)｣なる技を持つ。その分パンチ力は素人並だが、｢苔心の守り｣を併用した結果、初戦の相手は彼との試合で顔を三倍に腫らして試合放棄したという。
- 橙栗 弾（だいだいぐり だん）
拳祭三回戦の相手。一人称は「オラ」で、東北弁のような口調で喋る。「焼栗の爆動(バースト・ムーブ)」というフットワークを練習せずに会得した巨漢。生まれながらにして運動神経がずば抜けており、ボクシング以外のスポーツでも何度も優勝している。
- 青蛇 塒（あおへび とぐろ）
黒獅子の9回戦（セミファイナル）の相手。一人称は「俺」で、黄豚に似た少し乱暴な口調で喋る。ラフプレーの使い手で相手の足を踏んだり、ヒジで攻撃したりと卑怯な戦法を好むかなりのサディストだが、黒獅子には通用せずに敗北した。白鳥のファンである。得意技はフェイント技である「多頭蛇のいかさま師(ヒドラ・フェイク)」。
- 黒獅子 拳（くろじし けん）
あゆむの10回戦（ファイナル）の相手となるボクサー。一人称は「俺」で、典型的な男性口調で喋る。フードを着ながら練習をしたり、毎秒10発で30万発のパンチを繰り出すなど、かなりの実力の持ち主である。9回戦では青蛇の反則技にも動じず、ジャブ1発でKO勝ちを果たした。
父・ライオネル厳は世界チャンピオンに届かなかったものの実力者だったプロボクサーだったが彼が幼い時に拳をかばって事故死している。
