歴史
従前よりサン・マイクロシステムズ社はUNIX・BSDをベースとしたSun OSを開発していた。Sistem V Releace4が発表されると、Sistem V releace4をベースとしたOSを開発し、これがSolarisとなった。
OpenSolaris/illumos・OpenIndiana
2005年、サン・マイクロシステムズはOpenSolarisプロジェクトを立ち上げ、自社の保有する1670件の特許技術をオープンソース化した。このプロジェクトは、OpenSolarisの成果物を製品版Solarisに取り入れるという、Red Hat Enterprise LinuxとFedoraの関係に近いスタイルを目指していた。ところが2010年、サン・マイクロシステムズがオラクルに買収された。オラクルという会社は営利企業として至極真当な会社なようで、サン・マイクロシステムズから継承したオープンソースプロジェクトを次々取りやめていった。それはこのプロジェクトとて例外ではなかった。
しかし、多くの者はそれを望まなかった。こうして立ち上げられたプロジェクトがillumos(イルモス)/OpenIndiana(オープンインディアナ)である。illumosはカーネル・ドライバ・ライブラリ・システムなどの部分を、Openindianaはディストリビューションを受け持つプロジェクトで、これらのプロジェクトはオラクルと袂を分かち、更にオープンなSolarisを目指している。