月刊コミックブレイドで連載された漫画。
単行本は全6巻。
登場人物
- 如月真希
- 本作の主人公。如月組の頭である如月虎造の孫娘。多重人格。
- マキ
- いわゆる表の人格。
- 真希
- 裏の人格。性格は極道そのもの。本来の人格でもあるためか、マキの記憶を引き継いでいる(逆はない)。
- 深間竜也
- 黒深会の頭、深間鷹雄の一人息子。
- 鈴木朋香
- 三つ編み眼鏡でマキの親友。
そして作中で最も優遇されているキャラ
物語が進むにつれてそれまでは眠っていた本来の人格である真希が台頭するようになり、それを案じて行動を起こすようになる。・・・と言えば聞こえはいいが、その内容が褒められたものではない。
鈴木朋香が具体的に何をしたか
噛み付く。真希に、橘という巨漢にとにかく噛み付く。
彼女が噛み付いた相手は極道の人間であり、民間人に手を出すことは無い。
つまり、絶対報復してこない相手にとにかく責め立てるのだ。
そして発言内容もかなりひどい。
「みんな勝手すぎる!」
この発言が自己紹介になってる事に気付けていない。
「いい!?真希ちゃんが暴走したらちゃんと止めてよね!」
「それぐらい出来るでしょ!?これは男としての責任よ!!」
では女として彼女が果たした責任はあるか?そんなものは全くない。
そもそも真希に乗っ取られるのが嫌であれば彼女自身がマキのメンタルケアをするべきだったが、彼女はそれを全くしていない。
なのにただ他人に、それも報復される恐れのない相手にだけただ責め立てる。極道よりも醜悪である。
そして彼女が反論されそうになった時、都合よくイベントが発生しそれどころではなくなる。一方的に相手を叩き、反撃されそうになったら作者により有耶無耶にされる。
昨今のなろう系主人公でよくあるような世界レベルで擁護されている人物であることがうかがえる。
鈴木 朋香の本質は、
現実世界で探せばどこかに必ずいる様な、絶対的な安全圏から一方的に叫び散らすヒステリー女のそれと何も変わらない。