概要
beatmania GB(ビートマニア ジービー)は1999年3月にコナミからゲームボーイ専用ソフトとして発売されたDJシミュレーションゲームである。
beatmaniaの携帯機移植作品。開発はコナミコンピュータエンタテインメント神戸(KCEK).
CS2ndMIX(YebisMIX)~CS3rdMIXの中から10曲に加え、オリジナル楽曲も多数収録されている。
十字ボタンとABボタンを鍵盤とし、スタートボタンがスクラッチというデバイスになっているが、意外にもストレスを感じることなく楽しむことができる。
通信ケーブルを用いることで対戦が可能。
画面構成は2ndまでのものをモチーフにしており、どちらかといえば全般的にPS版beatmaniaに近い。
コンボカウントは家庭用beatmaniaでは最初に搭載されていたりする。
セーブ機能がなく、パスワードによってFREEでプレーできる楽曲を追加させる方式。パスワードはすぐに思いつくワード(KONAMI等)を入れるとFREEで選曲できる楽曲が「DJ BATTLE」しかできない罠が仕込まれている。ちなみに全曲プレー可能のパスワードは一応条件を満たしているとクリア時に表示されるが、本当の全曲出現パスワードだけは一切表示されない(同じ開発部署だったポップンミュージックGBにも罠が仕込まれており、ビートマニアGBの罠パスワードだけでなく全曲解禁パスワードも通るがそれを見越した形で一曲のみしかできない罠になっている)
後に版権曲を中心としたガッチャミックス、ガッチャミックス2が発売された。
他の携帯機ではワンダースワン版、beatmania pocketシリーズが存在する。
beatmania GB2 ガッチャミックス
開発元が変わり、PS版beatmaniaを手掛けた「コナミコンピュータエンタテインメントジャパン(KCEJ)」
前作と異なり、4つのジャンル(そのうち三つはJ-POPやアニソン等の版権曲)に分かれておりそこからコースを選ぶ。
本家beatmaniaからは「beatmania APPEND GOTTAMIX」から数曲収録されている。
幻のbeatmaniaGB3とガッチャミックス2
実はモバイルシステムGB(任天堂の携帯電話接続型ネットワークシステム)を利用したbeatmaniaGB3 NETJAMなるものが開発されていたが、いつの間にかその情報が途絶えてしまった。
楽曲ダウンロードができる等の機能が公表されていたわけだが、結局はソフトそのものがお蔵入りとなった……はずだった。
beatmaniaGB ガッチャミックス2
開発はGB2と同じ。
GB3の情報が途絶えたその後、突然beatmaniaGBガッチャミックス2が発売されたのだが、どうやらお蔵入りされたGB3を作り直したものらしく、レイアウトデザインが同じで楽曲ムービーにNETJAMの文字があるものが存在している事からガッチャミックス2は本来はGB3として世に出るはずだった物である事が窺える。また、本家beatmaniaからの収録曲は存在しない。
余談
メイン画像の「ラクガきっず」は収録曲であるが、KCEKがニンテンドウ64で出したゲームである。
関連タグ
ときめきメモリアルPOCKET:開発スタジオが同じである為かミニゲームのビートマニアにbeatmaniaGBから楽曲が三つ流用されているが、beatmaniaGBとは仕様が異なっている。