禍角(まがつの)という紅き角を持つ一族がいた。
昔々の戦乱の時代。
禍角は呪詛の道具に使えると高値で取引された。
その為禍角の一族は『この角は災いを呼ぶ』と噂を流し、外界との接触を絶った。
以降一族は山中に身をひそめ、静かに、平和に暮らしていた。
一人の厄災が、彼らの村を訪れるまでは。
概要
伝説の島「新天地」を求め、新津国に属する三つの国の争いが始まった。
それを耳にして、人が争う場に厄災―ツルバミが来るのではないかと、自国の先陣へ赴くハトバ。
その予想通りに戦場へ見物に出かけるツルバミ。
戦が終わるまで好きに過ごして良しと放り出されたチユ。
三者三様に動き出した、その結末とは―!?(本タグをご覧下さい)
キャラクター
折角のハトバ
自分の村を滅ぼし、妹を奪った仇・ツルバミを探して旅をしている。
厄災ツルバミ
人の不幸や絶望を愛する厄災そのもの。
禍角のチユ
ツルバミの従者(記憶を失い本来の姿とは異なっているが、ハトバの妹)