オメテオトル
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おめておとる
アステカ神話の創造神。
≪二面性の神≫という意味の名を冠するアステカ神話に登場する創造神。
様々な出来事や空や星を超えた時間と空間の枠外に存在する世界の最上層“オメヨカン”に住んでいるといわれており、「身近なるものの神」、「輪の中にいる者」、「我が肉の男神にして女神」など数多くの異名を持つ神の中の神であり、「万物の主」とされ、対立する2つの事柄(男と女、光と闇、秩序と混沌、静と動など)を兼ね備えた完全なる存在。
太陽神としての神格を持つとされる男性的な側面をオメテクトル(トナカテクトリ)、豊穣の女神としての神格を持つとされる女性的面をオメシワトル(トナカシワトル)と呼ぶ場合もあり、テスカトリポカやケツァルコアトルといった主要な神々を生み出した後、創造する事を止めてその役目を子供たちに譲り、自身は“オメヨカン”で神々と世界と人間が移ろい行くところをただ静かに見守り続けているとされている。
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