概要
内容としては、グリム童話に独自の解釈を加え、残酷かつエロティックな物語として再構成したものとなっている。
なお、タイトルから誤解している人もいるが、この本はグリム童話の原文に忠実な解釈ではない。
著者である桐生操が、さまざまな説を取り入れたり、自分の想像力を使って書いた文学作品である。
つまり、あくまでも「グリム童話に独自の解釈を加えて練り直した小説」でしかないので、知人や友人に「グリム童話って本当はこんな話なんだよ!」などと吹聴しないよう注意。
盗用問題
松本侑子著『罪深い姫のおとぎばなし』および鈴木晶著『グリム童話―メルヘンの深層―』からの盗用が発覚し、訴訟問題となった。裁判の結果は和解となったが、その条件として『本当は恐ろしいグリム童話』は一部削除や改訂が行われた。