長期化した戦いの理由を審神者に求めた時の政府は、特別な任務を命じた。
放棄された世界、歴史改変された文久土佐藩の調査を行え。
概要
『刀剣乱舞』のゲーム内において2019年4月末に開催された特命調査イベント第二弾。
本丸に入電があり、高度暗号通信を傍受・解析・解読の後に謎の人物が発信した、ノイズの激しい映像が表示される。
その内容は特命調査への出陣を要請するものであった。
審神者は五名を部隊に編成し、1863年の文久土佐藩へと出陣。播磨屋橋にて先行調査員と合流の後、調査任務を遂行するよう指示される。
播磨屋橋にて部隊と合流した先行調査員は早々に自分の正体を明かし、この時代の状況を説明してくる。
この時間軸においては土佐勤王党が恐怖政治を行っており、その中心人物を見つけ出して歴史修正の糸口を探るのが今回の任務であると説明された。
マップでは土佐城下町を逃げ回る敵の首魁を足止めする為、倒した時間遡行軍の残骸を流用した「罠」を各マスに設置し、追い込みをかけていく事となる。
上手く立ち回れば15手ほどで届く為、周回の難易度は他の特命調査と比較して低め。
イベントでは新しい刀剣男士二振が登場し、解説役を担う。
現在の自分たちが政府権限で顕現されている事、遡行軍を倒す際に残骸が残る事など、彼らのセリフによって政府における男士の在り方などの、今まで謎だった部分に関する情報を幾つか垣間見ることが出来る。
また、二振は陸奥守吉行の知己である為、彼が部隊に編成されていると会話に混ざり、専用回想となる。
なおイベントクリア後は陸奥守が不在、通常、極、いずれの回想も開放される為、極修行を経ていれば全部回収できる(通常しかいない場合は極修行の後に開放)。
ネームドの時間遡行軍が存在しており、それぞれの肩書から岡田以蔵、武市半平太、吉田東洋、坂本龍馬を模していると考えられる。
特に最終戦ボスは新規のグラフィックとなっており、撃破後に残された「壊れた拳銃」については、様々な考察が行われている。
メディアミックス
2019年11月~2020年1月に上演された「舞台『刀剣乱舞』~維伝 朧の志士たち~」は本イベントを題材としており、独自の視点から物語が展開されている。
罠は対時間遡行軍地雷で、見た目がかなりグロい。罠設置シーンは通称「罠ミュ」と呼ばれるオモシロ仕様となっており、手元のスイッチで一斉起爆できる仕様も追加されている。
2022年公開の映画『特刀剣乱舞花丸』「雪ノ巻」では、後半で特命調査の様子が描かれており、こちらでも独自の描写が成されている。
罠は灯籠型火炎放射器と爆弾。後者は時間遡行軍に見せかけた意匠となっており、船に乗せ水路を移動させて配置を動かして起動する。なお原材料にはしっかりモザイクがかかっていた。
余談
初回イベントに合わせ、2019年4月2日、高知新聞朝刊の全面広告が掲載された。
朝刊を手に入れる為に新幹線を使って現地入りした剛の者もおり、全国から問合せを受けた高知新聞社では、増刷の上で購入希望者に郵送するという特別対応が行われた。