概要
五目並べに禁手などを設けて、より競技性を高めた盤面ゲーム。
禁手など(後述)のない五目並べの場合は、先手を打つ黒の方が圧倒的に有利になってしまう。
そこで禁手等を設けて、できるだけ対等に勝負でき、競技性を高めたものが連珠である。
連珠のルール
基本的には黒が先手・白が後手で交互に石を打っていき、先に自分の色の石を五つ並べた方の勝ちとなる。決着がつかなかった場合は引き分けとなる。
盤面は15×15
対局する場合は、囲碁盤(19×19)を使用することも多いと思うが、公式戦においては15×15の盤面を使用する。
これより大きいと、黒に有利になってしまうためである。
黒は天元から打つ
黒は天元(盤の中心)から打つ。
黒は禁手がある
先手の黒が有利になりすぎないに、黒には禁手がある。
四四・三三・長連(六つ以上石が並ぶこと)が禁手となる。
四
あと一手自分の色の石を打つと五連になる状態の事。四つ並ぶ場合もあるし、三・一もしくは二・二の状態の事もある。
三
あと一手自分の色の石を打つと達四(両端が抑えられていない四)になる状態の事。これも三つ並ぶか、二・一の状態のこともある。
黒が一手で二つ以上の四(四四)、もしくは二つ以上の三(三三)を生じさせると禁手となり、黒の負けになる。
ただし、五連はこれらに優先されるため、五連を作れば勝ちとなる。
禁手と戦術
黒番は四四・三三が禁手なので、四三(四と三を一つずつ作る)を狙うのがセオリーとなる。
白には禁手はない
白は四四・三三を打っても禁手にはならない。及び長連でも勝ちになる。
次に白番が手を打って五連を取れる場合でも、黒は禁手のなる場所には打つことはできないので、それを利用して勝ちを狙う戦術もある。
公式戦ルールでは
公式戦では、序盤戦に以下のようなルールがある。
- 先手(仮の先手)が珠形(3手分・形は26通り)を提示する。
- 1それを後手(仮の後手)が見て黒番・白番を入れ替えるかどうか決める。
- その後白番になった方が4手目を任意の場所に打つ。
- 5手目の黒番は2ヶ所に候補を提示する。
- 6手目の白番は5手目の2ヶ所のうちどちらかの黒石を選択し、選ばれなかった方は取り除く。
- その後は任意の位置に交互に打っていく
少々複雑なので、各自公式ルールなどでご確認ください。
余談
ファミコンの初期に発売された『五目ならべ』では、連珠の珠形と黒の禁手のルールが採用されている。
カセットにも『五目ならべ・連珠』と表記されている。