KOF96
けーおーえふきゅうじゅうろく
怒チームではハイデルンが前作で妻子の仇討ちを果たし、司令に回ったため、養女であるレオナ・ハイデルンが加入。龍虎チームはタクマ・サカザキの引退でユリ・サカザキが移籍。女性格闘家チームには藤堂香澄が加入。
ルガール・バーンシュタインの秘書であったマチュア、バイスが八神庵のチームメイトとなった。また、オロチの力を欲した悪役たちがボスチームとして参戦。
中ボスは主催者の神楽ちづる、ラスボスはオロチ四天王のゲーニッツである。
キャラクターのドット絵が全て打ち直され、『KOF XI』まで10年に渡って使われるKOFのキャラクターグラフィックが完成した。楽曲の評価も高く、「ESAKA?」「嵐のサキソフォン2」「Fairy」「TRASH HEAD」など、後年まで繰り返しリメイクされる後期新世界楽曲雑技団の代表曲が生まれた。
ゲームシステムは過去2作から大幅に変更された。ダッシュがフロントステップからレバーを戻すまで走り続けるラン型に、攻撃避けが緊急回避に変更され、小・中ジャンプやガードクラッシュ、投げ抜けの追加、MAX超必殺技の演出の差別化など、後のKOFシリーズの基本となるシステムが一斉に導入された。
キャラクターの性能面でも差別化が進み、飛び道具が飛ばせるキャラと射程の短いキャラの性能差が生まれた(これについては後の作品で再び飛ぶようになったキャラが多く必ずしも定着していない)。超必殺技のコマンドも出しやすくなるよう簡略化が進められたが、本作では省略が効きすぎる上に受付に癖があり、却って出しづらくなってしまっている。
大幅なシステム・グラフィック変更の影響かKOFの中でも特に納期に間に合わせるための苦労が伺えるタイトルでもあり、没技のデータが大量に残され、全キャラクターの特殊技が削除されている。この影響か削除の憂き目にあったユリとキングの脱衣KOは『KOF XIII』で復活するまで実に14年を要している。
シリーズの歴史において重要なマイルストーンではあるものの、対戦面では調整不足・ボリューム不足な点が目立ち対戦人気は高くない。

