概要
脱衣KOとは、格闘技、あるいはそれをモチーフとしたゲームや漫画、イラスト等で発生する状態である。文字通りKO(ノックアウト)と同時に衣服が失われる現象。
当然下着姿もしくは半裸(か全裸)になってしまうが、この状態になっている本人はおそらく意識を失っているか、隠せる状況に無いため無防備に下着姿(もしくは裸)を晒すことになってしまう。
決着の余波で意図せず発生してしまった場合と、衣服を失った事によって戦意喪失した場合では微妙に意味合いが異なるが、どちらにしろ「戦闘の決着と同時に脱衣」を表す事が多い。
この手の演出は古来より多用されており、時代劇などで剣術の達人が対象を無力化するため衣服のみを切り裂くという、ありそうでなさそうな演出はある種のお約束と化した感すらある。
現実的に考えると
打撃が主な攻撃手段である素手の戦いでは相手の衣類を破壊するという行為が難しいこと、興行やスポーツとして格闘技を行う場合は非紳士的行動としての批判を避けるためにまず行われない。
しかし組み付いて引き裂くなどの行為は現実的にもありえる話で、現に柔術などの組技は衣類を利用したものも多く、実践の場に置いては衣類を半脱ぎにさせて行動を制限する技術もある。
相撲の取組中では廻しが外れると反則負けとなり、本場所でこの珍事が起きてしまった際に「決まり手はモロ出し」などと報道されたこともあるが、厳密には神事を汚したことによる「不浄負け」であり、不浄負けを狙うような行為も反則と規定されている。
キャットファイトなどは意図的に破れやすいコスチュームを使用したり、ルールで相手衣服の脱衣や破壊が許されている場合もある。
脱衣KOの由来
「脱衣KO」という言葉が広まった切っ掛けは、格ゲーブームの黎明期にこの演出を取り入れたSNKのアーケードゲーム、龍虎の拳の影響が大きい。
この状態になることで真の性別が判明するキャラクターが登場し、ドラマチックな演出としても機能していた。
続編の龍虎の拳2では、ほぼ全キャラクターに脱衣KOが追加されている。
女性キャラクターの場合は例外なく脱がされたあげく、相手の勝利セリフシーンに表示される敗北バストアップのグラフィックもブラジャー姿になる。男性キャラの場合はリョウやロバートの様に脱げる場合、タクマのように古傷が開く等のような描写になる場合がある。
さらに龍虎の拳外伝では瀕死状態で超必殺技を喰らうと、ラウンド数に関係なく勝負が決着する「アルティメットKO」というシステムが導入され、演出として脱衣KOが発生するため相撲のモロ出しと称された。
関連イラスト
関連項目
脱衣 水着剥ぎデスマッチ 服破れ 服ビリ アーマーブレイク キャストオフ
龍虎の拳 KOF ファイティングバイパーズ ザ・ランブルフィッシュ つっぱり大相撲
表記ゆれ
脱衣KO(全角文字)