概要
CV:黒田崇矢
女神パラスに仕える1級パラサイトにして、パラサイト四天王の1人。
鍔の無い赤い大剣・聖剣『天地崩滅斬』を持つ男性で、『天地崩滅斬のハイペリオン』を名乗る(天地崩滅斬は他のパラサイトに貸す事も可能)。剣は「聖剣」と呼ばれながら禍々しい力を放っている。剣無しでも後述のように強力かつ非常にタフで、「四天王一の武人」とタイタンも認める程。
人間を見下しており、一掃すべきと言う考えの持ち主。同僚のタイタンのやり方にも『手緩い』と異を唱えている。仲間意識も無いと自称するが黒幕に授けられた剣は大事に思っている。
しかし単に粗暴なだけでなく、冷静な物見のできる人物でもある。
61話では聖闘士達を一ヶ所に集めて纏めて倒すという策を練り、83話ではアイガイオンを「人間ごときに入れ込む一番の小物」と嘲笑うガリアに対して、「(人間を見て面白がっているのは)お前も同じだ」と冷笑していた。
直属の部下エーギルが玄武と対戦し不利な状況に陥ったため、自身の天地崩滅斬をワープさせて彼に貸し与えた。
しかし玄武が致命傷を負い剣が一部損傷したのを見届けると、それ以上エーギルのフォローをすることもなく剣を回収し「黄金聖闘士1人を潰しただけでもよしとする」と呟いている。実質的に玄武を殺害した本人である。
エーギルがその後倒され死亡したときも平然として、寧ろ剣のヒビを見て「黄金聖闘士が無様に死んだ」と喜んでおり、剣を貸したのは単に自分の戦績に泥を塗られるのがイヤだっただけのようである。
一方、天秤座の黄金聖闘士の脅威は正確に認知しており、二級パラサイトであるレアが紫龍に挑むことになった時には、警戒を促すような発言をしている。
仮の主君であるパラスの面倒も見る気がないようであり、タイタンより根は冷酷であることが伺えるが、65話で成長したパラスが放つ小宇宙に驚愕していた。
82話では激昂して強大な小宇宙を放つパラスを止めようと剣を抜き、彼女を討とうとするがタイタンに制止される。85話では黒幕よりパラスを選んだタイタンに呆れつつも彼らを討とうとはせずその場を離れているが86話ではまたパラスの元に戻ってきており、ガリアが倒されたのを察して自身も刻衣を纏い出撃し、87話では黄金聖闘士をも圧倒する。しかし紫龍・貴鬼・フドウの命をかけたアテナエクスクラメーションを受け剣を完全に破損されるも生存し、新青銅一軍や昴を一蹴し昴の時間を停止させる並外れた強さを見せた。89話では光牙らの聖衣を全損させるも、何度も立ち上がる彼らに恐れの表情を見せ、「オメガ」覚醒による新たな聖衣の力で刻衣を全損させられるが、今際の際に「あのお方」に命を捧げようとし、復活した昴にアッパーを食らって止めをさされたが「あなたは!」と正体に気づいたかのようなそぶりを見せ消滅した。
自分の趣味に走って自滅を招いたアイガイオンや黒幕の存在を勝手に暴露したガリア、パラスに惚れ込んだ挙げ句真の主君に背を向けたタイタンと異なり、現状唯一黒幕に忠実に働いている四天王となっている。
刻衣
「クルセイド」公式サイトで先行公開。本編では87話で実戦投入された。
赤を基調とし背中には赤く大きな翼のようなパーツが、肩の大きなパーツには爪のようなものがついている。「崩滅刻衣(デストラクションテクター)」と呼ばれている。キメラを構成する3つのモチーフのうち1つは牡羊座か牡牛座なのか、股間に角の生えた動物の頭部状のパーツが着いている。
武器
- 天地崩滅斬
鍔の無い、赤い色をした剣。その剣自体が強力な禍々しい小宇宙を秘めており(栄斗は 「アプス以上」と評している)、一閃しただけで並の青銅聖闘士レベルは時間停止させられてしまう。黄金聖闘士の命がけの攻撃と天秤座聖衣の武器をもってしても一部を欠けさせるのがやっとであるほどである(しかもこの際天秤座聖衣の剣は破損した)。
陽子に完勝する能力を持ち、黄金聖衣にすらダメージを与える事が出来る。
しかし玄武の入れたヒビも影響し、黄金聖闘士3人掛かりのアテナエクスクラメーションで完全に破損した。
技
- ショックオブデストラクション
余談
予告等ではアトラスと言う名前だった(コロナの聖闘士に同名のキャラクターがいる事が判明した為、急遽変更されたとの事)。
しかし今度はエピソードGに登場する漆黒の「ヒュペリオン」と元ネタが被ってしまっている。