CV:高城元気
2級パラサイトの１人で、56話で初登場。紫色の長髪をした美形でタイタンの部下。
あわや倒されかけたハティを救出して撤退する。
初登場時の強キャラ臭から、初戦闘回までの半年間の間、一部の視聴者の間で「相当の実力者ではないか」「黒幕の直属の部下ではないか」などとも噂されていた。
星矢シリーズでおなじみの「登場早々ペガサス流星拳などの必殺技を片手で難なく受け止める」という芸を披露し (もっとも涼しい顔で必殺技を受け止めたバイアンやシオンなどと異なり、技を受け止めた掌が傷だらけになっていたので相当無理をしていたようである)、上司を鬱陶しく思っているハティにすら「貴方ほどのお方が」とまで言われ、タイタンにも2級パラサイト最強と言われたほどで、底々強かった。パーフェクトポーンという二体の人形を操る。
右手の手刀を「神の槍」とされるゲイボルグと称して使用し、黄金聖衣を破損出来る威力まで鍛え上げた。
もっとも、冥闘士のミノタウロスのゴードンの一撃で粉々に破壊された紫龍の聖剣に対し、カスリ傷ひとつつけられなかったり、お約束のように戦闘のたびに破壊されたり貫かれたりしているドラゴンの盾に、クリーンヒットしながら傷ひとつつけられなかった辺り、「最大の武器」もそれほど大した威力は無かったようだ。
更に黄金聖衣に小さな穴を開ける事には成功したものの、その下の紫龍の肉体には殆どダメージを与えられなかったようで、演技で倒れた紫龍は数分後に涼しい顔で立ち上がっている。
83話で紫龍、龍峰と対戦し一度は倒すも、それは龍峰の更なる進化を促すための紫龍の捨て身の作戦だった。結果龍峰の覚醒を招くことになり、彼にパーフェクトポーンを全て倒され、さらに立ち上がってきた紫龍に倒される。
特筆すべきはゲイボルグの破壊力よりも、紫龍のエクスカリバーと龍峰の廬山昇龍覇を食らいながらも大したダメージを受けなかった耐久力の方であろう。
かつて光牙の流星拳で傷ついた掌と刻衣を数秒間で治癒してみせたように、致命傷でない限り自身の肉体に受けたダメージを時間を巻き戻してたちどころに治癒できる特殊能力を持っていると思われる。
なお、本人のキャラクターはパラサイトの中では比較的実直な方だが、龍峰が覚醒の際脱衣した事に対し「何故脱ぐ」とストレートにツッコみ、上記の紫龍の戦法を「親バカ」と称するなどツッコミの冴えっぷりが視聴者の笑いを誘った。
（脚本がこの人ならば仕方無い部分ではある）
技
- ゲイボルグ
「この世のすべてを貫く神の槍」とされる手刀技。
武器
- パーフェクトポーン
鎌を持った等身大の人形。デザインは安いデッサン人形そのもの。
