ラフトクランズとは、バンダイナムコのSRPG『スーパーロボット大戦J』に登場する戦闘用ロボットの一つである。
概要
機体データ
分類 | 騎士機 |
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動力 | オルゴン・エクストラクター |
補助MMI | サイトロン・コントロール |
所属 | フューリー/第三特務分艦隊(主人公機) |
主なパイロット | アル=ヴァン・ランクス/フー=ルー・ムールー/ジュア=ム・ダルービ/紫雲統夜/カルヴィナ・クーランジュ |
サブパイロット(統夜機とカルヴィナ機のみ) | カティア・グリニャール/フェステニア・ミューズ/メルア・メルナ・メイア |
メカニックデザイナー | 柳瀬敬之 |
詳細
『SRWJ』のオリジナル敵勢力である「フューリー」の武装勢力・『フューリア聖騎士団』における騎士(上級士官)用戦闘機。
名前は「Raft=いかだ」・「clans=氏族」の複合語。
別名【騎士機】とも呼ばれ、合わせて『騎士機・ラフトクランズ』と呼称されることもある。
46億年前の大戦時代からの古い機体であり、時間兵器「ラースエイレム」を搭載している。
主人公機と同様にオルゴンを原動力としており、それを武器化したり、攻撃エネルギーに転用させる機能を有している。
地球の兵器からすれば世代的には型遅れともいえるが、その性能は地球側の最新兵器をも凌駕する性能を秘めた驚異的な強さを誇る。
ラースエイレムについて
早い話が『一定の空間を時間停止させる』という、チートシステム。正確にいえば、効果範囲上でその中に存在するターゲットの時間のみを止めるという力。
46億年前という相当な型遅れであるにもかかわらず、本機が依然として強力な主力戦闘機として活躍できる最大の所以であり、この機能に対抗すべく、統夜の父・エ=セルダ・シューンは「ラースエイレムキャンセラー」を開発し、カティア・メルア・テニアの三人娘にこれを託して、フューリア聖騎士団の地球侵攻に備えさせたほど。
この機能の前では、いかなる機体であろうとキャンセラーが無い限り、ラフトクランズの餌食となる。
ゲームでの特徴
敵サイドのボス機体であり、それに見合った相当な強さを誇る。
また『~J』における隠し機体でもあり、ベルゼルート・クストウェル・グランティードのすべての機体でクリアした場合に、一周目以降からヴォルレントの後継機として、主人公用に調整された特別なラフトクランズが登場する。
一言でいえば、主人公機の基本三機の良いとこ取りであり、主人公のステータス次第では無双状態も可能。
全射程をくまなくカバーできるが、遠距離用の「オルゴンライフル」の弾数が10発と少ないため、必然的に近接戦闘向けとなっている。
特殊能力「オルゴン・クラウド」によるバリアと分身能力と「EN回復20%」を持つため、長期戦でも生き抜ける継戦能力を有している。「切り払い」「撃ち落とし」「シールド防御」という基本的な特殊防御能力も一式揃っているが、「シールド防御」に関しては残念ながらゲームシステム上の致命的なバグのせいで無意味になってしまっている。
サブパイロットによって最強武装が異なるが、テニアを搭乗させた場合に使える「オルゴンソードFモード」は、テニアの特性の恩恵によって全武装中最強の攻撃力を発揮する。またその見た目も、グルンガスト系の斬艦刀を彷彿とさせる豪快なものである。
なお搭乗キャラによってカラーリングが違っており、主人公機は深蒼、アル=ヴァンは黒、フー=ルーは白とジュア=ムは紅。またアル=ヴァンはオルゴンソード、フー=ルーはライフル、ジュア=ムはクローを必殺武器としており、主人公機は先述のようにサブパイロットによって先の三人の武器のどれかを扱えるようになる。