曖昧さ回避
- 所属する集団を脱退した忍者。本項にて解説。
- WAFFLEより発売されたアダルトゲーム『抜け忍~捕獲・そして調教へ~』
概要
忍者の世界において、己の流派である組織から脱することは絶対に許されない。
忍びの部族は徹底的な秘密主義で、人里離れた土地で集落を築き、外部から攻撃に対して部族を守る事と結束力を高め能率的な集団行動を行う為である。
すなわち、その集団に生まれた忍者は一生死ぬまでその集団に属さなければならない。
それら鉄の結束によって、部族の安泰を保っている忍びたちにとって、
内部情報を持ったまま部族の管理下から抜ける者は、とてつもなく危険な存在である。
そうした経緯から必然的に、抜け忍を排除すべく追っ手が放たれる。
即ち「忍者を辞める」という行為は、自殺行為に等しく、過酷な運命が待ち構えている。
実在例は少ないが、有名どころでは戦国時代の盗賊・石川五右衛門は伊賀流忍者の抜け忍で、百地丹波(三太夫)の弟子だったという説が存在する。
創作作品としては、忍者をあつかった作品においてよく抜け忍が登場している。
代表例として『カムイ伝』および『カムイ外伝』の登場人物・カムイが抜け忍として知られる。昨今では『NARUTO』の大蛇丸やうちはサスケなどもこれに該当する。