概要
リチャード1世(Richard I, 1157年9月8日 - 1199年4月6日)は、プランタジネット朝第2代のイングランド国王(在位1189年 ― 1199年)。
勇敢さから騎士の模範とたたえられ、獅子心王(ライオンハート)の異名を持つ。ヘンリー2世の第4子。父王に偏愛された弟のジョン王子を抑えてイングランド王になり、第3回十字軍に参加し、戦争に明け暮れる人生を過ごした。その勇猛さは敵のイスラム指導者・サラディンを始め多くの人に感銘を与え、騎士の強さを知らしめた。一方で非情な性格をしており、フランスのフィリップ2世や神聖ローマ皇帝ハインリヒ6世など同じヨーロッパ人の君主からも恐れられる始末だった。
戦地アッコンで無礼を働かれたと言ってリチャードを憎んでいたハインリヒ6世とレオポルト5世に捕まり、その隙をついた弟のジョンに謀反されるが母后と部下の知恵で出獄。その際にフィリップ2世がジョンに「悪魔に気をつけろ」と言うくらいに恐れられていたと言う。帰国した後にジョンを降参させ、宿敵フィリップ2世を倒すべくフランス各地を転戦した。シャールース城攻防戦でクロスボウで狙撃され、その傷が元で死亡。王としてリチャードがイングランドに滞在した期間は6ヵ月間に過ぎなかった。
リチャード1世をモチーフとしたキャラクター
最後のレストランのリチャード1世
「ヘブンズドア」ではなく遊園地にタイムスリップした。アーサー王伝説にあやかって名付けた『エクスカリバー』という剣を持っている。
蒼き狼と白き牝鹿シリーズのリチャード1世
「ジンギスカン」でプレイヤー武将として初登場。フィリップやハインリヒ、サラディンを相手に戦い、聖地奪還ばかりか世界征服を狙う“獅子心王”。元朝秘史、チンギスハーンⅣにも登場して活躍するがいずれも武力が最高で政治力が最低と言う極端なステータスである。おそらく、イギリスで政務を執ったのが1年にも満たなかった事によるものと思われる。