図鑑データ
「古鷹といいます。重巡洋艦のいいところ、たくさん知ってもらえると嬉しいです。」
概要、見せてもらっていいですか?
日本重巡洋艦の始祖とも言える古鷹型重巡洋艦の長女。
妹に重巡洋艦娘の加古がいる。とはいうものの、史実では起工(開発)は加古が先で、竣工(完成)は古鷹が先という複雑な関係のため、一概にどちらが姉とは断言できない。
重巡としての性能は低めであるが、本艦はクエスト「三川艦隊」「新三川艦隊」「第六戦隊」に含まれるため、クエストを消化するなら2-3をクリアできる程度に育成する必要がある。
ドロップ場所は1-3ボスを皮切りに1-4および2-x全般。3-xではドロップしないが、4-xの方では全般的にドロップが見られるなど比較的手に入れやすいほう。また建造でもポロリと出る。
予測の性格です!
礼儀正しくて、素直に提督の事を慕うとてもいい娘。
かなりの包容力を有し、夢見るチェリー共が追い求める理想の女性像そのものと言っても過言ではないだろう。
史実でも初めて重巡洋艦としてカテゴライズされた艦であるためか、登場時やMVP時も自分よりも常に重巡洋艦娘たちを引き立てるとても謙虚な娘。
秘書艦に設定してもとても真面目で明るい良い娘である。
逆に自己主張はかなり乏しい。
普段は敬語だが、たまに外れることもある。「やったね!」「お疲れ様!」は聞いただけで日々艦隊運営に悩む提督の心を癒してくれる魔法の言葉である。そのため一部提督からは天使といわれている。
その上しっかり者な性格であり加古の甘え性な性格と相まって「いいお姉ちゃんキャラ」として定着しつつある。
また、川内ほどではないが彼女も相当な夜戦好き(古鷹も実戦は夜戦が主だった)。
被弾時のセリフから察するに、潜水艦に対しては軽いトラウマがあるらしい。これは姉妹艦の加古が潜水艦の雷撃により目の前で沈んだことが原因と思われる。
公式4コマ単行本のおまけ4コマによると、加古と同居の寮の部屋では様々な観賞魚を飼っている事が明かされている。これは下記のように、内火艇の通過に伴う波で舷窓から水が流れ込むため、常に窓を閉めていたことにより、「水族館」という(不名誉な)渾名がついたことからと思われる。
ちなみに、梅雨の時期は雨が窓を叩く音で落ち着くらしい…
これなら性能もばっちりです。
重巡洋艦としては最も古い艦であるためか、同カテゴリの中では(加古とともに)最も性能が低い。
当初はそれこそ『軽巡以下』というあんまりな性能だったが、10/16アップデートによる強化で、軽巡一般に対する天龍型程度にまで他の重巡との性能差が縮小された。重巡全体の強化もあり、実用に堪える性能となっている。特に夜戦での爆発力はさすが重巡といえる物がある。
更に1/15のアップデートにより、火力が5上昇した。(最高火力が70に。)
これによって軽巡最高火力である球磨や、長良等の69を上回った事になる。やったね!
もっとも、古鷹型が建造された頃は重巡洋艦と言うカテゴリーどころか考え方自体がなく(むしろ後述のとおり彼女の存在がその先駆けになったといえる)、艦種も当時日本海軍が主力と考えていた水雷戦隊旗艦の延長線上である「偵察巡洋艦」と言う運用目的が異なるものだったので、妙高型や高雄型などに比べて火力で劣るのは一概に旧式化ばかりが原因ではない。
また、性能云々はともかくとして後述の通り彼女の戦果や活躍は新鋭艦にも引けを取らない。
やだ、何…?容姿…!?
茶色のボブヘアーに金色の瞳が特徴。
服装は白とスカイブルーのへそ出しセーラー服にパンチラしそうなミニスカートと一見ギャルっぽい服装。靴下は右だけニーソックスで左は普通の靴下を履いている。
顔立ちそのものは重巡洋艦娘の中では幼さが残るが、
光っているような左目、火傷痕のような顔の陰など、艦娘の中でも非常に特徴的な容貌をしている。
これについては諸説あるが、特に左目に関しては
- サボ島沖海戦で青葉を守って戦った際に探照灯を灯し、左舷砲雷撃戦を行ったため(公式Webコミックでも左目からサーチライトを照射する描写がある)
- その際、敵の攻撃で火災を起こしたので火傷痕のようになっている
などの真面目な考察から、
などのネタまで諸説ある。
が、火傷痕のように見えるものについては担当イラストレーターのUGUME氏曰く「影です」とのこと。
ただ、UGUME氏自身も上記のような諸説自体は否定しておらず、「提督さんの数だけ古鷹がいる」と語っているので、解釈は自由である。
公式4コマでも度々左目を探照灯代わりに光らせている。ただしその分燃料を多く消費するもよう。
また艤装は加古と似て、艦娘としては珍しく体に纏うように装備するタイプ。
電探の付いた基部を背負い、右腕が鎧のような装甲で覆われており、右肩と右腕に連装砲を一基づつ装備。また左肩越し可動式台座が出張っており、その上に煙突と連装砲を一基づつ装備している。
両足には箱のような主機を履き、左脚には鎧ともギブスとも見える艤装を装備し、そこに四連装魚雷管を2基装備している。
メカ部分を強調するようなポーズ・アングルとなっており、左目と合わせてサイボーグ疑惑を抱く提督もいるとか。
なお、彼女の設計元になったメロンちゃんと同じく、体系はスレンダー。しかしほぼ設計が同じはずの青葉型はなぜか発育がいい(特に衣笠は改二実装まで結構はだけていた)。なのでRJほどではないがたまにネタにされる(とは言え、古鷹はアングルのためわかりづらいが加古を見る限りRJやZHのようにぺったんこというわけではなく、それなりに出てはいるようである。普乳)。
その他・備考です。お疲れ様。
私達の役割が、たまたま目立っただけなんです。これが、重巡洋艦なんですよ。
古鷹型より旧い艦で、ロンドン条約による重巡洋艦(カテゴリーA)に類別された艦はある。しかし、これらの艦が搭載していた砲は最も旧い英巡洋艦ホーキンス級のために開発されたヴィッカース7.5インチ砲を基準にしていた。日本流に言うと19センチ砲(厳密には19.05cm)である。
ところが日本が、ヤードポンド法でなくメートル法を採用していた自分達の都合でキリよく20サンチ砲を採用してしまったため、ロンドン条約での定義は20cmの近似値である8インチ(20.3cm)になったのである。これにより英米も慌てて8インチ搭載重巡の建造に乗り出すのである。
つまりずばり重巡洋艦を定義したのは古鷹だった。鳳翔が全ての空母の母ならば、古鷹はさしづめ全ての重巡の姉と言える。彼女の重巡アゲ発言はここに起因しているのだろう。
なお軍縮条約に参加しなかったドイツとソ連では、ドイツでは開発に制約が駆けられていたこと、ソ連ではロシア革命の余波による国産技術の低下から、部品・弾薬供給のためヴィッカース7.5インチ砲の採用が続いた。
そして、ドイツはヒトラーの再軍備宣言後、重巡洋艦サイズに28センチ砲を搭載したポケット戦艦ドイッチュラントの建造と保有を発表する(ドイッチュラント級11,700トン、妙高型13,000トン)。
三川艦隊の仲間にも、自慢できちゃいます。
姉妹。ソロモン沖海戦の帰途、古鷹の目の前で魚雷によって沈んだ。古鷹のお姉ちゃんキャラに惑わされがちだが、起工は加古が先であり(就役は古鷹が先)初期は加古型巡洋艦であった。
サボ島沖海戦で、彼女を護る形で集中攻撃を受け、古鷹は没している。古鷹型の設計を元にしているので、準同型或いは同型艦として明記されることが多い。
上記のエピソードが有名であるためか、彼女とセットのイラストは比較的多い。
加古、青葉と共に、同じ戦隊で戦った仲間であり、青葉の姉妹艦。最近艦これで実装された(しかも銀レア)。あまり触りすぎると逆セクハラをしてくるので注意。
三川艦隊の僚艦。艦これでは上記3人とこの2人で新三川艦隊となり、編成、出撃クエストも用意されている。また古鷹改修時には「三川艦隊の仲間にも、自慢できちゃいます!」という微笑ましい台詞も。
夕張を拡大・改良する形で古鷹型は完成した。
古鷹と同じく、サボ島沖海戦にて轟沈。吹雪は敵艦隊からの照射を受け集中砲火を浴び、叢雲は古鷹の救援の際に空襲を受け、航行不能となり雷撃処分された。