概要
国家のあらゆる側面の国力を軍事力を中心にして国づくりを目指す思想や概念を指す。
軍隊が国の統治を行う「軍事政権」「軍事国家」とは別の概念である。
この語は19世紀のフランスやドイツの体制を後世において批判して生まれ、民主主義の対義語としても使われる。
独裁政治や全体主義はその特徴として見なされ、社会主義国家でも顕著である。個人の権利や財産は制限されことは多く、強制的・抑圧的に大成されたり、知らず知らずに形成されることもある。
実例国家
北朝鮮 韓国 ミャンマー プロイセン ドイツ帝国 スパルタ ソ連
日本
日本の場合、近代以降、とくに戦前の国家体制を表現するに当たって、ファシズムとは異なる思想としてこの語がよく用いられている。
明治以降の日本はドイツ帝国を模範にして国づくりが進み、富国強兵を掲げて大日本帝国として形成。国家予算を遙かに上回る戦費を使って日露戦争に勝利し、その後も軍事面に注ぐ国力は増し、ついに国家破綻していてもおかしくない大東亜戦争へ突入してた。