データ
概要
ハミングポケモン・チルタリスがメガシンカした姿。
メガシンカする事によりその綿のような毛が入道雲の様に大増量し、真珠のように輝くと言われている。
しかしこれだけ綿が大増量しているにも関わらず体重は一切変わらない。謎である。
タイプはひこうタイプがフェアリータイプに変更され、史上初のドラゴン・フェアリータイプとなった。
これによってドラゴンでありながらドラゴン技を無効に出来る唯一の個性を手に入れることになった。
反面ひこうタイプを失うのでじめんタイプの技が当たるようになり、新たにどくタイプとはがねタイプと言う弱点も増えていることに注意。
そしてこのメガシンカでチルットの時のノーマル・ひこうタイプは影も形もなくなってしまった。
ゲームでの性能
H | A | B | C | D | S | 合計値 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
チルタリス | 80 | 70 | 90 | 70 | 105 | 80 | 495 |
メガチルタリス | 80 | 110 | 110 | 110 | 105 | 80 | 595 |
上昇値 | ±0 | +40 | +20 | +40 | ±0 | ±0 | +100 |
攻撃・特攻が大幅に上がり、防御もこれに次いで上昇する。
反面、特防・素早さは据え置きになっており、エムリットに近いバランスタイプの能力となった。
不足気味だったとは言え物理も特殊もこなせ、有用なノーマル技の習得も多いチルタリスなら扱いやすい特性だろう。
上記2体と違いハイパーボイスが遺伝技である為、BP要らずなのが利点。
また、苦手なはがねタイプに対抗できるだいもんじやじしんも習得できる点も見逃せない。
ドラゴン・フェアリーの組み合わせはなかなか優秀。
弱点こそ4種存在するものの、半減7・無効1と言う優秀な耐性を持っている。
また、チルタリスは物理・特殊・補助技全てが満遍なく揃っている為、相手にした際になかなか型が読めないのも長所である。
なお、防御特化してコットンガードを1回積むと、攻撃特化メガクチートのアイアンヘッドが弱点にも関わらず超低乱数2発と言う凄まじい硬さになる。
但し、バランス型の能力である以上トレーナーに求められる敷居も相当に高いメガシンカでもある。綿毛なだけあってデリケートなのだ。
単純な特化では他のポケモンの劣化に陥りやすく、40も上昇する攻撃・特攻のどちらかを捨てがちになってしまう。単純にフェアリースキンを活かすだけならばメガサーナイトとメガシンカ枠の取り合いになる可能性もある。
その為、何を活かし何を殺すのか。相手の意表を突く為にどの技を搭載するのかをよく吟味しよう。
確かに他のメガシンカと比べると、突出した能力を持たないメガチルタリス。
だが、だからこそトレーナーの育成手腕が試されると言う点ではなかなか考えさせられるメガシンカではないだろうか。
相手のトレーナーの脅威になるか、それともただのモフモフ綿鳥と化すのか。トレーナーの腕の見せ所である。