概要
シド側からのフィードバックによってパイロットであるゼラ・ギンスも暴走してしまい連邦・ヴェイガンを問わず無差別攻撃を行う存在と成り果てた。
さらにはセカンドムーン及びラ・グラミスの結合部を攻撃することでコロニーの破壊を試みたが、フリット・アスノの説得によって共闘路線をとった連邦・ヴェイガン両軍によってこの企ては阻止され、ヴェイガンギア自体もガンダムAGE-FXによってシドもろとも破壊されたが、パイロットのゼラはキオによって救出され、生還した。
シド元来の能力である小型端末「シド・スレイヴ」の生産・コントロール能力を有しており、それを用いた強力なオールレンジ攻撃やナノマシンによる自己修復が可能な他、空間エネルギーを物質化しての機体の巨大化を可能としている。
また、二機のモビルスーツが強制接合している事から無尽蔵とも言えるエネルギーを有する。
小説版では、シド・スレイヴによるオールレンジ攻撃を遺憾なく発揮するだけでなくワームホールを展開して太陽系のあらゆる場所にシド・スレイヴを送り込むという圧倒的な能力を見せつけた。
外部客演での本機
機動戦士ガンダムAGE ユニバースアクセル/コズミックドライブ
アニメと同様にラスボスとして登場。ミッションにおいてはヴェイガンギア、シドとの連戦になる。
ヴェイガンギア、シドと同様にエネミーオンリー機体の為、クロスプレイミッションでプレイヤーが使用する事は出来ない。
EXVSMB
ボス機体として登場。パイロットは原作通りゼラ・ギンス。出現はまさかの1-C。
ゼダス(デシル・ガレット)やゼイドラ(ゼハート・ガレット)と言ったライバル勢を差し置いて、ヴェイガン所属の機体(キャラクター)ではVS.シリーズで一番乗りを果たした(後にゼイドラも2014年10月に参戦する)。
ヒートブレードとビームサーベルによる格闘攻撃、デルタゲイザーとビーム砲の射撃攻撃、フェザーミサイルによる弾幕等、厄介な攻撃が多い。さらに機動性も高く、高跳びやバレルロールによる回避行動をとってくるため、こちらの射撃が当たらないことも。
おまけに覚醒するとシドの自己修復能力を使って体力の2割を回復してくるという鬼畜仕様となっており、最強のボス機体との呼び声も。
近づけばヒートブレ-ドの餌食にされるので格闘は厳禁(この機体に限った話ではないが、殆どのボス機体は常時スーパーアーマーがかかってるため格闘を受けてもよろけない)。攻撃を避けながら射撃戦に徹していれば勝てるので焦らないように。
余談だが、倒すとシドがヴェイガンギアから分離するモーションを見せる。
ガンダムビルドファイターズトライ
第16話に「ヴェイガンギアK」という黄金色の機体が登場。リーダーのカリマ・ケイ曰く「ガンプラ学園を倒すための機体」として制作した。G-ポータントと一対一で戦闘になるものの得意の大火力をすべて躱された挙句、惨敗を喫することとなった。
これもAGE同様、3DCGで描かれている(AGE本編で使われた3Dモデルの流用と思われる)
ガンダムAGEは放送権の兼ね合いから、長らく同シリーズへの機体登場の機会を逃しており(あくまで2期および劇場版のみが影響を受けていた「機動戦士ガンダム00」とも事情が異なる)、このヴェイガンギアKが初の登場となった。ちなみにAGE本編ではモビルアーマーの概念が存在しない為本機も作中ではモビルスーツ扱いだが、ビルドファイターズトライでは大型サイズのため、ルール上ではモビルアーマーとして扱われている。
これにより、事前に放送権を得ていた「Gのレコンギスタ」を含む全作品の機体が、同シリーズへの登場が可能となったことになる。しかしながら、版権的には厳しい状況であったことには変わりなく、本編登場については関係者各位の了解と協力を得たことにより実現したものの、OPの登場は版権的に厳しいという事で見送られたことが小川正和プロデューサーにより語られている。