みずタイプの技であるなみのりを覚えた特別なピカチュウの事。通称「波ピカ」。
概要
初登場は「赤緑」時代に任天堂やコロコロコミックが連動して行ったキャンペーンから生まれた。
電気タイプであるピカチュウにとって、苦手な地面タイプに対する対抗手段であるなみのりは非常に相性が良いため、ポケモンユーザーなら誰もが欲しいと思ったであろうが、通常のピカチュウはなみのりを覚えないため、毎回特別なイベントをこなさないとゲットできない。
屋外のポケモンイベントでもない限りはその入手方法は至難の業を極めるものばかりである。
使用時にはピンク色のサーフボードを使った独自の方法でなみのりをするが、現在はサーフボードのデザインに若干変更がある。
ポケモンカードやプラモデルも存在し、後者はコロコロの応募者限定サービスのみ入手できた。
ピカチュウバージョンではなみのりピカチュウをセキチクシティの海の家に連れてくると専用のゲームができる。
これとほぼ同時期に「そらをとぶ」を覚えたそらをとぶピカチュウも存在したが、こちらの反応は実用性の薄さもあり、なみのりピカチュウに比べイマイチだった。
また、第四世代でピカチュウがくさむすびを覚えるようになったことから、地面タイプへの対抗手段としてはなみのりピカチュウの実用性も若干薄れてしまったものの、未だに高い人気を誇る。
入手方法(バグ含む)
バグの詳細については、ネット検索でかなりヒットするためそちらを参照。
第一世代
- コロコロや小学一年生などの抽選で入手。
- ポケモンスタジアムでレベル50~55トーナメントもしくはレベル30以下限定トーナメントをピカチュウを必ず手持ちに入れた状態で優勝するとそのピカチュウに覚えさせられる。
- 姓名判断氏の前でバグ技を使い、ピカチュウをシェルダーにする。そのシェルダーになみのりを覚えさせ、再びバグ技を使用しピカチュウに戻す。
第二世代
- 第一世代で入手したなみのりピカチュウを連れてくる。
第三世代
- 屋外の配布イベントなどで入手する。
- GCソフト「ポケモンボックス」でポケモンを1499匹預けると、なみのりを覚えたピチューの卵がもらえる。
第四世代
- 屋外の配布イベントなどで入手する(最近だとポケセンヨコハマの配信など)。
- wiiソフト「ポケモンバトルレボリューション」のコロシアムモードをクリアすると貰える。このピカチュウはボルテッカーも覚えているが、性格ががんばりや固定なので実用性に欠けるのが欠点。
- 期間限定で配信されていたポケウォーカーコース「きいろのもり」を「ハートゴールド・ソウルシルバー」で受け取る。ポケウォーカーで10000歩以上歩いたところでポケトレを開始し、「!」が二つ以上のピカチュウを捕獲すると超々低確率で入手できる。しかし、「そらをとぶピカチュウ」とランダムに二者択一で決まるため、「そらをとぶピカチュウ」だった場合はなみのりピカチュウが送られるまで何度もポケモンを散歩から返す必要がある。実際にソフトに送るまでどちらのピカチュウなのかは分からない。
- GBAソフトでピカチュウに教え技でものまねを覚えさせ、パルパークへ送る。パルパークで入手後にそのピカチュウにメタモンバグを使用してなみのりを覚えさせる。
第六世代
- 横浜で最大5匹のなみのりを覚えたピカチュウをゲットできるイベントが開催された。
- この世代で最大の目玉は「ポケモンバンク」が配信されたこと。五世代までは秘伝技を忘れないと次の世代に連れてこれなかったが、ポケモンバンクは、以降の世代にも対応され、秘伝技忘れなくても連れてこられるようになったため、半永久的にこの世代のなみのりピカチュウが使えるようになった。