概要
『星のカービィ』シリーズに登場するザコ敵で、『2』にてバウンシータイという名前で初登場して以降、『ブロックボール』からはバウンシーという名前で、主に数字シリーズに登場している。
名前の由来は「bouncy」という「よく弾む」の意味の単語からきており、その名の通りステージ上やその場で跳ねているだけで、攻撃などはしてこないし、コピー能力も無い為容姿以外には目立った特徴は無く、人畜無害な存在だが本体やリボンの部分に触れるとダメージを受ける。
ただし、『64』では巨大なサイズのバウンシーがルームガーダーとして登場した他、『Wii』ではシスターバウンドやハルカンバウンシーという亜種も登場し、近年ではかつて数字シリーズ(非桜井作品)にしか登場しなかったキャラクターとは思えない程スタッフに愛されている存在。
ちなみに、頭にリボンをしているものの性別は今の所不明だが、漫画や創作物等では主に女の子という設定をされ、亜種としてシスターバウンドという女性風の名前のキャラクターが存在している事や、『スーパーレインボー』でのフィギュアの配置が女性を思わせる並びになっていることから、実質女の子だと断定しても過言ではない。
星のカービィ3の公式ガイドブックのキャラクター説明にて、「カービィと間違われるのが嫌でリボンを付けている」という表記がある他、『スーパーレインボー』でのフィギュアでの説明では「いつも飛び跳ねているのは、ジャンプした時に見える景色が好きだから。」という一文がある。
ブロントバートと同じく名前を間違えられやすい為か、時々バウンジーと誤って書かれたり、時には一字違いのバウンダーと勘違いされる事がある。
容姿
UFOカービィに三段に渡ってバネの足がついている、もしくは見た目コーンに盛られたアイスクリームのような姿をしており、頭には赤いリボンを結んでいる。
リボンの大きさは、『2』では割と小さなサイズだったが、『3』以降はチュチュと同じくらいに大きなものを結んでおり、『タチカビ』や『Wii』以降は顔よりも大きくなっている。ちなみにリボンはぴょんぴょんと跳ねる度に、どんなに風が吹いていてもふんわりと揺れている。
余談だが、雑魚キャラの中では頭にリボンを結んでいると言えるのは今の所彼女だけだったりする。
『2』のみバネの数は4つあり、何故か頭には2本(公式では3本)の毛が生えている。
各登場作品でのバウンシー
ゲーム作品
『2』では、常にカービィの方を向いており、3段階のジャンプで向かって来たり、強制スクロール面に至っては背後から猛スピードで跳ねてくるなど、後の作品に比べると敵キャラ感がある。
『ブロックボール』では倒すと、なぜか頭(顔?)と胴体が分離して消滅し、チェンジャーを出す。
『3』では、常に定範囲で跳ねており、壁が無い限りは向きを変えず、ステージによってはそのまま海へと転落し、沈んでいく。後半ではなぜか氷の狭い穴の中で跳ねている者や、絵画が実体化してステージを跳ねまわる者もいる。
『64でも登場しており、此処ではボール姿ではない生身のデデデ大王と直接対面する数少ない場面がある。
『タチカビ』では、ルフトルインやパレットポリスにて大ジャンプを披露している他、ドロシア・ソーサレス戦では絵画から大量に召喚される。なぜかマグマに向かって跳び下りる者もいる。ちなみにミニゲームの「ブロックアタック」ではブロックが消されてもその場で跳ね続けている。
あつめて!カービィではミニゲームの「ピンボール」にて登場している。
『Wii』では、背後へ回り込むとこちらへ振り向くようになり、顔にリボンのデコレーションを施し、フリフリのようなものを纏って水玉模様の赤いリボンを結んだシスターバウンドや、黒い体で顔が白いハートマークに円らな瞳をし、バネが赤・黄・緑の3色で、頭に白い羽のようなものを付けているハルカンバウンシーという亜種も登場した。
『トリプルデラックス』では、サブゲームの「大王のデデデでデン!」にのみ登場し、プレイヤーに苦難を強いらせる圧倒的な跳躍力を披露して、いわばゴルドーと共に攻略の邪魔をしている。
『スーパーレインボー』では、他のキャラクター同様粘土の姿をしており、亜種のシスターバウンドと共に登場している。
漫画・アンソロジー
16巻1話「遊園地を立て直せ!」に登場。「プププゆうえんち」の3代目支配人。隣にできた「ゴージャスランド」の所以で客足が途絶え、最後に楽しんでもらうためにカービィらを招待した。その後、カービィの半ば無理矢理な遊園地改造により、遊園地は崩壊しかけるが、逆に刺激を求める子供たちに人気が出たため、遊園地経営を続けることができた。ちなみにタイトルのページではカービィとの立ち姿の横に「バウンシー1回100円」という看板が置かれているが、何のゲームなのかは不明。ちなみに初登場は2巻7話だが、こちらは上記と異なり毛の生えたバウンシータイで、モブキャラとして1コマのみの登場。
脇役として随所に登場し、主に他の女の子キャラと一緒にいることが多い。メタナイトに助けられる場面も存在する。カービィ達との直接的な関わりは少ない。
97話にてカービィ、チュチュとともに“ピンク3人むすめ”というダンスチームを組んだ。
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