- 北欧神話の創世記に登場する霧の巨人。のちにオーディンらに斃され、世界の材料となった。ユーミル、ミーミルとも。詳細はアウルゲルミルを参照。
- スーパーロボット大戦シリーズに出てくる組織シャドウミラーの一員→ウォーダン・ユミル
- ファイアーエムブレム新・暗黒竜と光の剣および新・紋章の謎のキャラクター→ユミル(ファイアーエムブレム)
- 諫山創の漫画『進撃の巨人』のキャラクター。本項参照。
概要
身長 | 172cm |
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体重 | 63kg |
年齢 | 17歳(14歳で第104期訓練兵団へ入団) |
出身 | 不明 |
誕生日 | 2月17日 |
CV | 藤田咲 |
公式人気投票 | 第1回:11位・第2回:14位 |
黒髪で長身の少女で、そばかすと特徴的な鋭い目つきをしている。
原作では男性的な外見だが、アニメでは女性らしい見た目になっている。
「トロスト区奪還戦」ではクリスタ・レンズと同班であった。打算的で世間ずれしたきつい言動が多い。
個人としての戦闘技術はかなり高く、本来なら104期上位十名入りは確実と目されるほど(10位以内に入らなかったのは、クリスタを憲兵団に入ることのできる10位以内に入れるために、周囲を蹴落としながら調整していた為)。また洞察力が異様に鋭く、他者が普段隠している心理の裏側やその背景を的確に嗅ぎ当てる嗅覚を持つ。
しかし同時に性格は狡猾で、「自分以外の主に従うことが考えにくい」、「兵士に最も必要な部分を欠いている」とも評される。
戦闘能力に劣るアルミン・アルレルトを見下す一方で、サシャ・ブラウスに恩を売って使い走りにしたり、クリスタ・レンズの献身的な言動に偽善と欺瞞を指摘して付け入るなど自分にとっての利用価値のみを基準に他者を判別する姿が見られる。
しかし初任務で5割が戦死するとされる調査兵団への入団を逡巡を見せず決意するなど、単に保身と利己心のみが行動原理でもないことも窺える。また他者へのキツイ言動も、彼女なりに遠回しに相手を気遣っているものが多い。
そして物語が進むにつれ、クリスタに対しての思いと、彼女自身の秘密が明かされる。
本編で早くから登場するも長く名前が明かされず、単行本9巻収録の37話で初めて明かされた(9巻の登場人物紹介ページでは「名前不詳」)。
そのためPixivでは、彼女のイラスト・小説のタグに「そばかす」と付けられているものがある。
関連イラスト
関連タグ
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関連キャラクター
カップリング
ネタバレ
以下に重大なネタバレあり。アニメ派及び原作未読は要注意。
その正体は、エレンと同じく巨人化能力を持つ人間。
エレンと違い巨人化能力を制御しており、巨人化している状態で片言ながら会話することができる。巨人の姿はユミルの面影が全くなく(コニー曰くブス)、体格は5m級と他の巨人化能力者の巨人に比べてかなり小柄で、多数の巨人を相手するのは苦手。その実力は森林などの高低差のある地形で真価を発揮し、超大型巨人や鎧の巨人も地形によっては負けてしまうだろうと語っている。
壁内に存在しない海の魚である鰊を食べたことがある発言から、壁外出身であることが示唆されている。
かつては無知性巨人として60年間壁外を彷徨っていたが、5年前に巨人化能力者であったライナーとベルトルトの友人を食ったことで、巨人の力を制御でき人間に戻ることができた(本人は人を食べた時のことは覚えておらず、ベルトルトにも身に覚えがあるようでユミルが覚えてないのは仕方ないと語っている)。
その後は超大型巨人(ベルトルト)がシガンシナ区の壁を破壊したことで壁内に入ることができ、人間としての第二の人生を手に入れる。自分の運命に復讐するという意味を込めて、壁内でも本名の「ユミル」のままで生きていくと決意しており、孤児として教会の世話になる形で生活していた。
クリスタのことは、彼女が壁の秘密を知る一族の重要人物であることと、自分に似た境遇から興味を抱き訓練兵団に入団し彼女に近付いたのだが、いつしか自分の命よりも大切な存在となっていった。
同じく壁外から来たと思われるライナー、ベルトルト、アニが人類を攻撃する巨人としての仲間であったのに対し、ユミルは人類に敵対行為を見せておらず、また三人とユミルは互いに巨人であることは知らなかった。この事から壁外の巨人勢力にも派閥の違いがあることが示唆されている。また偶発的に人間に戻った為、巨人化能力についてはライナーたちほど詳しくはないと語っている。
ユミルは三人の境遇をエレンたちよりは理解しているが、ユミルもエレンと同じくライナーたちにとって捕縛の対象であり、彼らの故郷に連れて行かれると間違いなく無事では済まないとのこと。だからといって彼女自身壁内の人類の味方というわけでもなく、彼女の行動は全てクリスタのことで占められている。
また世界の真相についても詳しいようで、「壁の中はもうじき地獄になる」と意味深な発言をしている。
「ユミル」という名前は、過去に壁外調査で死亡したイルゼ・ラングナーが遭遇した奇行種の巨人が発した名前と同じである。イルゼが遭遇した巨人は「ユミル様」「ユミルの民」「よくぞ」と発音しており、ユミルと同じそばかすを持っていたイルゼにひれ伏すなど敬意を示すような態度を取っていた。この出来事を発狂したこの巨人に食われる直前まで詳細に記載していたイルゼの手帳は、1年後にリヴァイたちによって遺体と共に発見され、巨人が言葉を発し意味のある行為をしたこと、またイルゼの遺体を全て食べずに安置していたことから、調査兵団が本格的な巨人の生体調査に乗り出すきっかけとなった。
これがユミルの名前が長らく判明しなかった理由だが、ユミル本人とイルゼが遭遇した巨人の発した言葉の関連性については、未だに謎に包まれている。