概要
アグストリア諸公連合の一国ノディオンの若き国王。黒騎士ヘズルの血を引く魔剣ミストルティンの継承者であり、獅子王と称えられている。クラスはパラディン。
異母妹のラケシスがおり、王妃グラーニェ(大沢美月版の漫画ではイリア)との間に長男アレスをもうけた。妹のラケシスとは互いに異母兄妹愛以上の感情を抱いている。
聖戦士ヘズル直系の血筋と魔剣ミストルティンは、元々は盟主であるアグストリア王家が受け継いできたが、ある代からノディオン王家に嫁いだ末の姫に聖痕が現れてしまった。以降、アグストリア王家への忠誠を条件に、ヘズルの血筋と魔剣ミストルティンはノディオン王家に受け継がれる事になった。
エルトシャンもそうした背景から騎士道を何よりも重んじており、先王を暗殺しアグストリア王に即位したシャガールがその忠誠に値しない人物であろうとも、騎士として仕え続けていた。妹のラケシスからは絶大な信頼と恋慕を抱かれているものの、ラケシスはシャガールを王とは認めないとはっきり言っており、エルトシャンのどこまでも愚直な忠誠心だけは理解しきれなかった様子。
主人公のシグルドとレンスターの王子キュアンとは士官学校時代からの親友だったが、主君のシャガール王がグランベルに反旗を翻した結果、彼らと敵対することになる。
民からは彼こそがアグストリアの盟主に相応しいと目されていたが、騎士道を重んじるエルトシャンは主君に背くことができず、直属のクロスナイツを率いてシグルド軍との決戦に臨んだ。
彼の最期はシグルド軍に討ち取られるパターンと、妹の説得を受けて再度王に停戦を訴えるも聞き入れられず、裏切り者と罵られ斬首されるパターンがある。神器持ちで指揮官レベルの高いエルトシャンと対決せずに済むうえに、ラケシスが貴重な「大地の剣」を受け取る後者のほうがメジャーであり、外伝『トラキア776』でもこの剣がラケシスの娘ナンナの専用武器になっているので、こちらのルートを通ったようである。
『ファイアーエムブレム覚醒』にも、追加コンテンツ限定で登場(いつの間に通信では登場しない)。
特定の追加マップをクリアすると仲間に加えることが可能になる。
彼用の描き下ろしイラストはなく、過去に使用されたイラストが流用されている。
関連タグ
ファイアーエムブレム FE 聖戦の系譜 ファイアーエムブレム覚醒