スクウェア三大悪女
すくうぇあさんだいあくじょ
概要
主に三大悪女として挙げられているのは以下の通り。
スクウェア・エニックスのRPGの中でも「主人公を平気で裏切る」「性格がうざい」などの理由でコテンパンに叩かれることの多いヒロイン達である。彼女達は本来の『悪女』という定義からは外れているのだが、わざわざゲームの世界でも激しい不快感を与えてくれる「単なる嫌な女」という意味も含めてこう呼称されている。ヨヨとアリシアは鉄板化しているが、ミレイユについては知名度の低さもあって、後に登場するリノアと入れ替わるなど錯綜した。
アリシア
彼女もまた鉄板である。いわゆるストックホルム症候群ではないかと考えられなくもないが、短期間でストレイボウに深く心酔して、彼女を助けにきた勇者オルステッドの目の前で彼を激しく罵った挙げ句、ストレイボウの後を追って自害。ストレイボウの後を追ってあの世へ旅立った彼女だが、しかし最終編での「心のダンジョン」でその姿を見かける。しかし話しかけても「お願いです···止めてください···オルステッドを···」としか喋らない。自分の行いがオルステッドを魔王にさせた決定的な引き金になったことに気づいていない様子であることも、悪女認定に追い打ちをかけた。作者である時田貴司氏にも嫌われているキャラクター。
【保留】
ミレイユ
塔の10F・空中世界を牛耳っていた白虎に対抗するため、姉のジャンヌと共にレジスタンスを結成。ミレイユと共に白のクリスタルの鍵を握る重要人物として白虎から狙われていた。親衛隊に襲撃されたところを主人公達に助けられたジャンヌはミレイユの救出を依頼するが、ミレイユは
「わたしはつよいものがすきなだけ。レジスタンスなんてまっぴらよ!」
と、白虎にさらわれたフリをして実は寝返っていた。
白いクリスタル(偽)を発見し、白虎に用済みとして殺されそうになったミレイユをジャンヌがかばい死んでしまった。主人公達が白虎を倒して本当のクリスタルを手に入れるも、ミレイユは「はやくきえて!」と突き放した(この時は姉が死んだショックで動揺していたと見られる)。だが、ミレイユの涙とジャンヌの血が触れたことで本物のクリスタルが現れたのだから、何とも皮肉なもの。「強者にひれ伏す口だけ女」と、もともと悪評が高かったキャラクターだった。しかし、短い登場シーン、ありがちな『裏切り』、アシュラ討伐後の塔1階で反省している事から、悪女枠として入れるのは微妙とされている。
リノア・ハーティリー
「私のことが、好きにな~る、好きにな~る」「ハグハグ」「おハロー」などの言動で偏見をもたれている。しかし実際は主人公スコール・レオンハートのライバル、サイファー・アルマシーにちょっと気があったくらいで悪女というには程遠い。さらに言えば最終的にはスコールと相思相愛で両名とも普通に幸せそのものである。また出展のFF8自体「若者の成長物語」という側面が大きく、序盤の能天気な言動や足手まといになる場面も、終盤に訪れる運命への布石という意味合いが強い。もっともFFシリーズのヒロインという冠が災いし、バカ女・電波女と揶揄するプレイヤーも多い。実際に「バカおんな」と名づけてプレイする「バカゲー専科」の単行本もあり、本気で嫌う人はいる模様。実際、当時の人気投票では好きなキャラ2位(ちなみに1位はラグナ)・嫌いなキャラ1位と好き嫌いがハッキリと分かれている。
だが留意すべき点として、リノアは過去、とあるサイトにおいて悪女としてミレイユと間違えて紹介されてしまったのである。
結果的に知名度の高さと当時の風潮などが重なって濡れ衣を着せられてしまったというのがリノアの悪女認定の真実なのである。
余談
同社のブレイブリーセカンドにおいて、まさかのヨヨ+アリシアを思わせる合わせ技的なイベントが極めて重要な局面で発生する。詳しい内容は伏せるが、場所としてはヨヨ、会話内容がアリシアを思わせてしまうのである。
スクウェア・エニックスがスクウェア三大悪女をネタにしてくる時代が来るとは・・・