※この記事は単行本未収録の内容を扱っています。
概要
ワールドトリガーに登場する登場する組織・ボーダー本部所属のB級1位チーム。
隊長である二宮は、千佳の兄・雨取麟児失踪後、雨取家を訪ねてきていた人物の一人として、10巻の修の回想に登場している。
その後、110話のB級ランク戦・四日目夜の部(第四戦)において、三雲隊(玉狛第二)・影浦隊・東隊と対戦。二宮隊として正式に登場している。
以前はA級であったが、自隊のスナイパー・鳩原未来が民間人にトリガーを横流しして失踪するという重要規律違反を犯したため、隊ごとB級降格処分を受けている。
そのため個別エンブレムが存在する。
エンブレムは白地に黒のミルククラウン。
隊服
襟の形が、現在一般的にビジネススーツに採用されるノッチドラペルではなく、ピークドラペル(現在の礼服の元であるフロックコートの襟型)であったり、スクエアエンドのナロータイ(細身のネクタイ)かつブラックタイであったりと、どこかこだわりがうかがえる。
エンブレムはタイの剣先にワンポイントとしてついている。通常は見えない位置。
なお、隊員全員ジャケットのボタンは止めておらず、また犬飼はベストを着用していない。
また、武器型トリガー使用者は腰にホルダーベルトらしきものを巻いている。
メンバー
- 二宮匡貴(メイン画像左から二番目)
二宮隊の隊長(シューター)。20歳。
ボーダーNo.1シューターであり、個人総合ランクも太刀川に次ぐ第2位の実力者。
端正な雰囲気を漂わせる高圧的な青年。しかしそれを裏付けるだけの実力を有しており、辛口ながら三雲隊に対する評論も正確である。
アステロイドを放つ際はトリオンキューブを通常のスクエアではなく、ピラミット(四角錐)型に六分割して使用。
なお、戦闘中は常に両手をポケットインしている。
失踪した元隊員である鳩原を唆した人物を独自に探している。
- 犬飼澄晴(メイン画像右から二番目)
二宮隊のガンナー。18歳。
もさもさの髪で、一人だけベストを着用していない。
初登場の際、雪上戦となったランク戦で雪を踏んで「片栗粉を踏んでいるみたい」とはしゃいでいた。
- 辻新之助(メイン画像左)
二宮隊のアタッカー。17歳。
少々アシンメトリーな黒髪と伏せがちな目の少年。
雪を踏んではしゃぐ犬飼を注意するなどクールな性格。
オペレーターの氷見のことを「ひゃみさん」と呼んでいる。
- 氷見亜季(メイン画像右)
二宮隊のオペレーター。17歳。
色素の薄い髪を前髪ぱっつんのボブカットにした少女。
辻からは「ひゃみさん」と呼ばれている。
元メンバー
元二宮隊のスナイパー。
顔にそばかすがある野暮ったい感じの女性で、二宮曰く「作り笑いが顔に張りついた冴えない女」
半年ほど前に、民間人である雨取麟児とその仲間達にトリガーを横流しするという重大な規律違反を犯し、そのまま失踪した(表向きは隊務規定違反でクビにされたことになっている)。
ボーダー上層部はそのまま《門》を抜けて近界に行ったと判断している。
千佳と同様に「人を撃てない」というスナイパーとして致命的な弱点を抱えていたが、その代わりに相手の武器を狙撃して破壊することでチームの勝利に貢献していた。
何らかの理由で近界遠征を希望していたようだが、上層部はこの欠点を理由に試験に合格していたにも関わらず彼女を遠征部隊から外しており、それが麟児達との共謀に繋がったと思われる。
東春秋の弟子かつ木崎レイジの妹弟子であり、絵馬ユズルの師匠でもある。
ユズルからは今もなお尊敬されている。