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演習の編集履歴

2015-08-15 00:01:50 バージョン

演習

えんしゅう

複数の意味がある。

概要

  1. 大学・大学院などで行われる少人数での講義。所謂ゼミ(ゼミナール)のこと。
  2. 実戦・非常時を想定した訓練のこと。例:軍事演習
  3. ブラウザゲーム「艦隊これくしょん」における対人戦コンテンツ。2とは意味合いが大きく異なる。

pixivでは「絵の練習」という意味で、特に2の意味合いが多い。

ここでは、3の意味について説明する。


艦隊これくしょんにおける演習

この項目における演習とは、軍事演習といった意味合いとは異なり、ゲーム「艦隊これくしょん」における唯一の対人戦コンテンツのことである。

艦娘同士の模擬戦と言えばわかりやすいだろう。


ちなみに、リアルタイムでの対戦ではないので「両者共に勝利(もしくは敗北)」となる場合もある。


実戦との違い

1.敵が艦娘

当然、相手は他の提督達が手塩にかけて育ててきた艦娘である。彼女らは深海棲艦と同じく敵という扱いであるため、轟沈ストッパーは発動せず、耐久値以上のダメージを与えたら撃沈(判定)となる。


なお、ステータスの扱いや上限は此方の艦娘と全く同じである。この為、ケッコン大和型でも、戦艦棲姫空母棲姫との戦いを潜り抜けてきた提督達には、艦娘達がステータス以上に脆く感じてしまうこともままある。


2.轟沈・撃沈しても撃沈状態とはならない

此方の艦娘が轟沈したり、相手の艦娘を撃沈したりした場合、HPは0にならずHP1で大破のまま行動不能(厳密には「撃沈」ではない、いわば一見生存しているが実際はHP0と同じ死亡扱い)状態となる。これは、このゲームでは、艦娘のHP0(轟沈)=キャラクターロストであるため、「撃沈」とすると都合が悪い為である。「相手のHP1の艦娘が行動している」場合には、バグゾンビなどではなく、HPが本当に1残っているケースである(時折、HP1にすれば撃沈であると勘違いしているケースが見受けられる)。

なお、過剰な負荷や不具合が原因によって本当に轟沈・撃沈する場合もあるが、表記上だけで実際にロストすることはない。


同じ理由で、艦娘は見かけの上では耐久値-1のダメージ(最大はケッコン武蔵改のHP106-1の105ダメージ)までしか出ないが、オーバーキル分の計算は切り捨てられない。

例えば、大和改に対する96ダメージと未改造まるゆへの97ダメージは一見区別できない(後者は撃沈しても最大5ダメージまでしか表示されない)が、MVP計算では後者が優先される。


3.ロストしない

あくまで演習なので、大破の状態で演習に挑み、攻撃を受け轟沈してもロストすることはない。もちろん、演習相手の艦娘を撃沈しても、相手の鎮守府から艦娘がロストするようなこともない。


ただし、内部では普通に轟沈したものとして処理されている為、此方の艦娘が轟沈した場合、戦果報告ではロストとみなされて判定では不利になる(MVPなしのE敗北もあり得る)し、轟沈した艦娘には経験値は入らない。


なお、轟沈演出自体が流れないので、轟沈ボイスもない。轟沈してもそのまま戦闘が続行される。


4.ダメコンが使えない

前述の理由から、厳密には撃沈とはならない為、ダメコンを搭載していても復活できない。乱暴な言い方をすれば「死んだら戦闘が終了するまで生き返ることができず、死にっぱなし」ということである。


5.経験値は相手の旗艦及び2番艦に依存

演習での獲得経験値は、相手の艦隊の旗艦及び2番艦に依存する。3番目以降は例え150だろうと1だろうと同じである。


このため、フル編成VSケッコン艦2隻といった、演習とは名ばかりのワンサイドゲームになれば、勝ちやすさと資材消費の割に経験値が非常にお得であり、レベリングにもってこいである(この項目の2の意味からすれば『大勢が決している状態から始まる、得る物があるかすらわからないただのフルボッコ』であり、八百長試合もいいところだが…)。


一方、レベルの低い艦娘を上から1・2番目に編成し、残りをレベルの高い艦娘にして「勝ちにくい、勝利の手間の割に経験値は1ケタ」という所謂「嫌がらせ艦隊」も問題視されている。


6.損害を負っても、自動的に演習前の状態まで修復される

演習中に損害を負っても、演習が終われば元通りになる。この際、修復に資材は消費しない。ただし、演習前の状態まで戻るだけであり、全回復するわけではない。

この仕様から、修理の資材が尋常でなく多い大和型のレベリングにはもってこいである。


ただし、補給には実戦と同じく資材を消費する。特にボーキサイトは、敵(深海棲艦)と比べ制空値も対空も比べ物にならない為、消耗は激しくなる。


なお、疲労度もほとんど溜まらない。夜戦突入した時に若干溜まる程度。


7.出撃系の任務は達成できない

演習での戦闘と出撃での戦闘は明確に区別されており、相手の艦娘を撃沈しても出撃の「特定の敵艦を一定数撃沈する」系の任務は達成できない。空母娘を撃沈しても「敵空母を撃沈せよ!」「い号作戦」任務は達成できないし、速吸を撃沈しても「敵補給艦を3隻撃沈せよ!」等のデイリー・ウィークリーを達成することはできない。


「撃沈しても撃沈状態とはならない」のもあるが、そもそも演習相手は打倒すべき本来の敵ではない(深海棲艦と戦う仲間であるべき存在)という都合もあるのだろう。


勝敗判定

勝敗判定そのものは深海棲艦との実戦と全く同じである。相手の艦種やレベルは一切考慮されない


例えレベル150の戦艦空母を3隻沈めても、旗艦を撃沈できておらず、此方の損害が一定以上であればまずC敗北であり、その一方で相手の旗艦がレベル1の駆逐艦潜水母艦だろうと最弱の潜水艇だろうと、沈めてしまえば例え此方が大破6で、相手の随伴が全くノーダメージだったとしても、此方に轟沈がない限り、ルールによりB勝利が確定する。


格下か格上か、目標の戦略的価値などは一切重視されない為「ルール上は戦術的勝利だが、損害状況から考えて明らかに戦術的にも戦略的にも敗北」というケースも多々ある。


余談

仕様上敵である為か、相手の艦娘は一切喋らない。

攻撃する時にボイスはないし、被弾しても被弾ボイスは発しないし、轟沈しても断末魔の叫びをあげるようなことはない。


此方の艦娘に、演習時の特殊ボイス・ボイス差し替え等は存在しない。

このため、仕様上

  • 相手の艦娘を「キモい」「ウザい」「惨め」「弱い」「つまらない」等と容赦なく罵倒する(かつての上司・僚艦・護衛対象にすら、あくまで敵という設定であるため、敬意など表すことはない)
  • (演習であるにも拘らず)「沈め」「死ねばいい」「全力で潰す」等と相手の艦娘に殺意をむき出しにする(本来ならば、本来の敵である深海棲艦に向けての台詞である)
  • 相手の提督に「無能」と言い放つ(公式には深海棲艦深海提督が存在するかは不明だが、演習相手には操作しているプレイヤー=提督が存在する)
  • 自らが撃沈(判定に)した艦娘に煽りの如くメッセージを送る、その艦娘を潰しながらその名前を言い放つ(勿論、この手の台詞はその艦娘が僚艦という前提である)

等々、解釈によっては見ていて悲しくなる、リアルファイト不可避の色々とマズイ想像ができてしまう。

こんな事を毎回言われては、艦娘同士の関係にヒビが入っても不思議ではない。頼む、仲良くしてくれ


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