概要
アニメ『遊戯王ARC-V』にて、世界は4つの次元に分かれており、それぞれの次元には主人公榊遊矢と瓜二つの顔(登場人物視点で)を持つデュエリスト達が存在していることが明らかとなった。
現在、4人の遊矢にそっくりなデュエリストが登場しており、顔つきや使用するエースモンスターなどそれぞれ共通点を持っている(ユーリのみ未だに不明)。
作中の登場人物は皆が皆「そっくり」と口をそろえて言うのだが、奇抜な髪形や表情に違いがあり、視聴者たちからは「似てない」とも言われている(但し顔のパーツは似ている)。ただし、これは視聴者から見たメタ的な話であり、作中の登場人物には(髪型等も含め)本当に瓜二つに見えている。
歴代主人公が視聴者から海産物に例えられるのと対比して、遊矢シリーズは髪型からそれぞれが農作物に例えられているのも特徴。
ちなみに『遊矢シリーズ』とは視聴者が命名したもので、あくまで公式ではない。
4つの次元における遊矢
榊遊矢(CV:小野賢章)
- 出身次元:【スタンダード次元:舞網市】
- 召喚法:【ペンデュラム召喚、融合召喚、エクシーズ召喚】
- ローマ字表記:【YUYA】
- 一人称:【俺】、二人称:【お前、あんた】
- 使用デッキ:『EM(エンタメイト)』、『ペンデュラムモンスターの魔法使い族(魔術師)』
- エースドラゴン:『オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン』
「現れろ!雄々しくも美しく輝く二色の眼(まなこ)!《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》!」
愛称:『トマト』
本作主人公で遊勝塾に通う中学2年生。中性的な顔立ちで、ハネ毛気味の赤髪に緑色の前髪、片方のみ星のついたゴーグルと首にはお守りのペンデュラムを身につけているおしゃれな現代っ子。小柄だが強靭な体のバネを武器に、将来は父親のようにデュエルでみんなを笑顔にするエンターテインメント・デュエリストを目指している。お調子者で幼馴染の柚子から呆れられることもあるが、常識人な一面も持つ。
ユート(CV:高木万平)
- 出身次元:【エクシーズ次元:ハートランド】
- 召喚法:【エクシーズ召喚】
- ローマ字表記:【UTE】
- 一人称:【俺】、二人称:【キミ、お前】
- 使用デッキ:『幻影騎士団(ファントム・ナイツ)』
- エースドラゴン:『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』
「漆黒の闇より愚鈍なる力に抗う反逆の牙!今、降臨せよ!エクシーズ召喚!現れろ!ランク4!《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》!」
愛称:『ナス』
融合次元(アカデミア)に対抗するため、エクシーズ次元からスタンダードへやって来たレジスタンスの少年。遊矢そっくりの顔立ちをしており、暖色系を基調としている遊矢とは対照に黒やグレーなどの暗めの服装が特徴。親友黒咲隼の妹である瑠璃を救おうとしている。隼に諸事情があったとはいえ腹パンをかまし、黙らせたことから腹パンの人で有名だが、デュエル中に発生した衝撃から柚子を守ったり、遊矢からの質問にしっかり答えて説明してくれるあたり遊戯王シリーズでも希少な紳士。また、基本的に無益な争いを好まない根は優しい性格。
ユーゴ(CV:高木心平)
- 出身次元:【シンクロ次元:シティ(コモンズ)】
- 召喚法:【シンクロ召喚】
- ローマ字表記:【HUGO】
- 一人称:【俺】、二人称:【オメエ、テメエ】
- 使用デッキ:『SR(スピードロイド)』
- エースドラゴン:『クリアウィング・シンクロ・ドラゴン』
「その美しくも雄々しき翼翻し、光の速さで敵を討て!シンクロ召喚!現れろ、レベル7!《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》!」
愛称:『バナナ』
シンクロ次元からやって来たDホイールを操るデュエリスト。遊矢と瓜二つの顔で、三日月型の前髪が特徴。 全身白ずくめのライダースーツを身に着けている。名前から融合の手先だと勘違いされているようで、間違われると「ユーゴー(融合)じゃねえ!ユーゴだ!」と返すのはもはやお約束。安定のデュエル脳かつヤンキー口調で行動も荒々しいが、デュエルでは意外にも冷静なプレーをする。柚子そっくりのリンという幼馴染の少女をアカデミアにさらわれている。
ユーリ(CV:小野賢章)
愛称:『紫キャベツ』
融合次元に存在するアカデミア所属の遊矢によく似たデュエリスト。桜の花びらのような麻呂眉が特徴。長い触角が生えたような紫の髪で、装飾の多い軍服を着ている。不遜な表情で一見すると悪役、性格もアカデミアのデュエル戦士に違わぬ残虐性を秘めている。任務を邪魔される事を嫌い、自分が楽しめるなら相手が苦しむ事に何ら躊躇いが無い。赤馬零王から柊柚子を連れてくるよう任務を受けており、過去には柚子とそっくりな黒咲瑠璃やリンも攫っている。
遊矢シリーズにおける共通点
次元ごとの遊矢たちには、様々な共通点が見られている。
【遊矢シリーズの共通点】
- 登場人物からは顔が見間違えられるほど似ている(というよりも同じ顔である)。
- エースモンスターがドラゴン。
- ドラゴンの名前が「○○・召喚法・ドラゴン」になっている。
- 遊矢シリーズが2人そろうと、片方が柚子のブレスレットでワープさせられる(法則性は未だ不明。他の柚子シリーズのブレスレットでも飛ばされる可能性も考えられる)。
- 遊矢以外は「遊」の字ではなく、カタカナで「ユー○」といった名前が付く(全て「ゆう(ユー)」が名前に付いているにもかかわらず、ローマ字綴りは「YU」ではなく全て異なる。現時点でその理由は不明)。
etc.
遊矢シリーズで起きる超現象
遊戯王シリーズでは数多くのドラゴン族モンスターが存在し、ドラゴン族=ライバルキャラというイメージが強いが、今作遊戯王ARC-Vでは、遊矢シリーズの4人が共通してドラゴン使いとなっている。
この遊矢シリーズが持つエースモンスター同士がバトルをした際に、普通のバトルでは考えられない現象が起きているため、ドラゴン達にも何かしら秘密があるのだろう。
【遊矢シリーズのエース対決で起きる現象】
ユート対ユーゴ
- ドラゴンが自己主張し、所有者と意思疎通しているような描写がある。
- 互いのドラゴンが共鳴し、光り出す。
(光る色はリベリオン:青、クリアウィング:緑、オッドアイズ:赤となっている)
- 胸(身体)が…熱い…。
- しまいにはデュエリストの目も光り出す。
(因みに目が光る現象については、ブースターパック『ネクスト・チャレンジャーズ』のCMでユートの目が光っており、既に伏線が張られていた?)
- 強い破壊衝動に駆られ、全てを消滅させようとする←全て壊すんだ。
- 負けたプレイヤーの体は消滅し、魂は遊矢に統合される?
- 互いに暴走状態時の記憶はない。
だが、遊矢とユートが対決した時には、エースモンスター同士の共鳴のみで暴走状態にはならず、ユーゴとユートの戦いで起きた現象であるため、詳細はまだ明らかにされていない。
【遊矢シリーズの共鳴】
遊矢シリーズはドラゴン同士になんらかの絆を持っているようで、相手がエースモンスターを召喚した場合や、互いに近くにいる際にはドラゴンのカードが光り輝く現象が見られている。
クリアウィング・シンクロ・ドラゴンに至っては、他のドラゴンが召喚されると召喚した遊矢シリーズの元へユーゴを転移させている。
また、遊矢がユートの記憶をフラッシュバックしたり、ユーゴと同調し、二人が重なって見えるなど徐々に互いの共鳴が強くなっている現象が起き始めている。
遊矢シリーズは謎が多く、今後ともに彼らは物語のキーパーソンになっていくだろう。
余談
- ユートとユーゴの声優は双子で、今作ではお互いにアニメの初出演で初共演となった。
- 当初、遊矢シリーズの声優は全て同じ人の予定だったが、遊矢と性格が正反対なユーリを小野賢章さんに兼ね役してもらい、賢章先生と声質が似ている、かつ双子で声が互いにそっくりな高木さんらをユート、ユーゴ役に採用したとのこと。
- 遊矢シリーズの身長は全員同じ。 柚子より若干小さいが、蛯名秀和氏が作画監督を務める際は、見栄え重視でユートやユーゴを柚子よりわざと少し高めに描くことが多い>。
- 原因は不明だが、遊矢以外のローマ字表記に謎のズレが生じている。ユートとユーゴの作中と公式webにおける差異(ユートは修正済み)、ユーリの公式web内における変更等、妙な事が起きている。
- 小野監督によれば、遊矢シリーズはそれぞれの召喚法をイメージした色合いにしてあるらしい。遊矢はペンデュラムの赤と緑、ユートはエクシーズの黒、ユーリは融合の紫となっている。ユーゴに関しては白髪ではなく、彼の服やD-ホイールがシンクロの白になった。
- 小野賢章が10月5日生まれ、高木兄弟が10月22日生まれだったので、2015年の10月頃には、二人の誕生祝いでバースデーケーキが作られた。
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