「玄界の猿が・・・・・・!」
プロフィール
概要
片目が黒く染まっているのが特徴で、これは角(トリガーホーン)の侵食が脳に達してしまった証である。
ラービットがC級隊員達を捕らえる間の陽動のため、ランバネインと共に出撃する。
作者曰く、「ラッド、鬼怒田さんと並ぶワールドトリガー三大萌えキャラの一角」らしい。
泥の王(ボルボロス)
おそらく指輪型で、自身を固体・液体・気体の3形態へ変化させる黒トリガー。
交戦した諏訪に「プルプルスライム野郎」と言われるように、本体は常に液体化しているため、弱点以外への攻撃は斬撃であれ射撃であれ無効化される。
その弱点である伝達系とトリオン供給器官も固体化したカバーで隠されている上に、同種のダミーを大量生成させているため、レーダーでは判別不可能。
そしてそれらは移動と増殖を繰り返しているため、広範囲の攻撃で一掃するか高速攻撃で全て潰しきる必要がある。
主な攻撃は、液体状態で隙間に忍ばせた後、刃状に固体化させて一気に切り裂く方法。
他にも気体化させる事で相手の体内に侵入し内側から切り裂く「気体(ガス)ブレード」もあるが、手応えが無いため、積極的には使用しない。
作中でも言及されているように「これらの特異性を活かした初見殺し」こそが真骨頂であり、じっくりと分析する機会を与えた事が彼の敗因に繋がっている。
ゲーム『ボーダレスミッション』では、「ダミーと本体で別々の体力ゲージを持ち、ダミーの体力が0になっている間だけ本体へダメージが通る」という形で再現している。
また、ダミーの体力は高速回復するため、絶え間ない攻撃が要求されるが、時折来る「気体(ガス)ブレード」は予備動作が無いため、接近戦を挑むと返り討ちに遭う危険があるので注意。
アサルトライフルや諏訪愛用のショットガンで少し離れた位置から攻撃すると戦いやすい。
人物像・活躍
好戦的な性格で言動が荒く、上官であるハイレインに対して傍若無人な態度をとったり、同僚であるヒュースに対して「雑魚」と見下すなど、素行不良が目立つ。
さらに玄界の人間を見下した言動を取るなど傲慢さも見せるが、それに見合った実力は持っている。
もっとも、かつては聡明で優秀な子供だったのだが、角(トリガーホーン)の侵食により性格が変わってしまったらしい。
転送後は近くに居た風間隊と交戦。善戦されはしたが隊長の風間蒼也を返り討ちにし、残った菊地原と歌川を挑発したが、2人ともベイルアウトした風間の説得により大人しく撤退した。
その後は対処法が見えない事もあってボーダーは極力放置する方針を取ったのだが、敵を求めてボーダー本部へと独断で強襲を仕掛けた。
通信室で6名を殺害して暴れまわっていたが、キューブ化から復活した諏訪隊と交戦。訓練室に誘い込まれ「仮想戦闘モード」での時間稼ぎに持ち込まれる。
そしてどうにか仕組みを見破った所で指令室から文字通り飛んできた忍田本部長が参戦し、あっという間に窮地に追いやられる。
土壇場で危機を脱して忍田本部長を戦闘不能に追いやったが、その時点で既に決着までの手は打たれており、最後はバカにしていた菊地原と歌川の奇襲で撃破された。
そして、撃破後現れたミラはハイレインの命により、「泥の王」のみを回収し、用済みと判断された彼はその場で始末して去っていった。
以下アニメ派はネタバレ注意。
その後遺体はボーダーで回収され、特に角は未知のトリオン技術の産物という事で開発室に回されたのだが、解析の結果角に彼の人格と記憶が記録されている事が判明したため、この角をトリオン兵・ラッドに移植する事で復活を遂げた。
通称「エネドラッド」。なお、この呼称は公認された模様。
「かつての仲間に復讐したい」という理由でボーダーからの尋問には協力的なのだが、当然胡散臭いと疑われているため、本部はもう一人の捕虜であるヒュースの扱いを玉狛支部に預ける代わりに、「嘘を見抜く」副作用を持つ空閑遊真を尋問に協力させている。
実際、遊真が見抜いた所、自身が不利になる事で嘘を吐いたり真の目的を隠してはいるものの、概ね本当の事を話しており、アフトクラトルの内情などを暴露している。