セブンスドラゴンⅢ
せぶんすどらごんすりー
超えよ、時代(トキ)。断てよ、運命(サダメ)
概要
セブンスドラゴンシリーズの4作目であり、公式曰く「最終章」。
本作は前2作(PSP)と違い、初代セブンスドラゴン同様の任天堂携帯機・ニンテンドー3DSでの発売となる。
前作までの西暦2020年代ではなく、西暦2100年の日本を軸に現代から12000年前の海洋国家「アトランティス」・現代から約5000年後の未来世界「エデン」(初代セブンスドラゴンの世界)の3つの世界を舞台としている。
故に2020年の要素が無い為か、本作のタイトルから「2020」は外されている。
本作では今までの3人パーティに加え、後衛6人が追加され計9人で戦闘する事になる(但し、メイン戦闘は前衛の3人で行う)。時にはパーティ分割で別行動を取る事も。
なお、今までは力尽きたキャラは経験値やSPは貰えなかったが、今作は力尽きても経験値やSPが貰えるようになっている。
ストーリー
時は、西暦2100年。
二度に渡る真竜との戦いが終わり、平和を取り戻した東京。
80年の月日が経ったそこは、ついに竜襲来以前の文明レベルにまで立ち返ろうとしていた。
そんな中、ノーデンス・エンタープライゼスでは、80年前の竜襲来時を模倣して作ったバーチャルリアリティアトラクション『セブンスエンカウント』が人気を集めていた。
主人公はひょんなことからチケットを持っていた那雲澪(ナグモミオ)と共に、セブンスエンカウントに参加することになる。
それが時代を超え、竜を狩る新しい物語の始まりとも知らずに――。
登場キャラクター
現代
『セブンスエンカウント』ゲーム会場で出会った少女。
「竜斑病」と呼ばれる不治の病に罹っており身体能力こそ最悪だが、非凡な知識と解析力を持っており主人公達のナビゲーターを志望するようになる。
ぬいぐるみのような謎の生物。
ウサギっぽくも見えるが本人は「ナガミミ」以外の呼ばれ方で呼ばれることを極端に嫌う。
普段は可愛らしい声でセブンスエンカウントの客引きをやっているがあくまで営業スマイルであり、本性は超の付く毒舌。ただし根は悪人と言うわけではない。
主人公が所属する事になるノーデンス・エンタープライゼスのCEO。
とにかくマイペースでおおよそ偉い人には見えないが、ノーデンス社は彼女が私財を投げ打って設立した会社であり、そのため社員の信頼も厚い。
ノーデンス・エンタープライゼスの技術セクションリーダーを務める男。オカマ。
実力は本物で、ゲーム「セブンスエンカウント」や時空転移装置を始め、ノーデンスの技術は全て彼によるものである。
国際自衛軍「ISDF」に所属するエリート軍人。
帝竜すらも一撃で葬る程の戦闘能力を何よりの誇りとしているが、それを鼻にかけるようなことはしない。
実は「殺竜兵器」と言っても過言ではない人造人間。自分の戦闘能力に対するプライドも「自身の存在意義としている」から。ちなみに御年12歳。
ユウマの上官。強面で厳格だが面倒見が良く、いかなるときも冷静。
無理をするユウマを何かと気にかけている。一方でミオに対しては素っ気ないそぶりを見せるが……。
元・ISDF所属の町医者。
その道の人間で名前を知らない人はいないほど優秀な博士だが、一方で過去に遺伝子操作による人造人間製造にも関わっていた。
絶大な権力を持つISDFの極東支部総司令官。
冷徹な人物で、地球の支配者はヒトであるという断固たる信念のもと、ドラゴンを殲滅すべくユウマをはじめとした「人類戦士」の量産計画を推し進めている。
ノーデンスの依頼セクションに勤めるぱっつん頭の双子。性格は正反対。
常時ダウナー状態で仕事に対しネガティブな方がチカ。
最早狂信者じみた異様な態度で会社に尽くす方がリッカ。
時折、ノーデンスに現れる謎のヒーロー。
過去
アトランティスの現女王。
竜との戦いで力尽きた父に代わりアトランティスの民を導くが、女王としてはまだ未熟。
しかしながらオリハルコンの錬成も出来るなど、その力は本物。
フルネームはウラニア・テ・クアンブル。
アトランティス下層の私兵団のリーダー。
ぶっきらぼうだが義には厚く、幼馴染であるウラニアを人一倍気遣っている。
アトランティスの執政官。相当な堅物。
真竜
本作では7体の真竜の存在、その全てが判明する事となる。
- 第1真竜 アイオト
約40億年前に地球に生命の種を蒔いた真竜で、人類にとっては神と言える存在。
現在は検体のみが存在していると思われている。
- 第2真竜 ???
詳細不明。どうやら初代「セブンスドラゴン」に登場していたようだが……。
- 第3真竜 ニアラ
おなじみニアラさん。
既に2度地球を襲撃するも、一度目はアトランティスそのものを犠牲に、二度目はムラクモ13班の手で撃退されている。さらに都合上、5000年後に完全撃破されることが約束されている。
毎度毎度出てますが今回も出ます。しかも右翼も存在する完全体として。
しかし結局竜殺剣で翼ぶった切られて死ぬ。
- 第4真竜 ???
詳細不明。今回その衝撃の正体が発覚する。
- 第5真竜 フォーマルハウト
前作のラスボス。
西暦2021年の世界に現れるが、失われたはずの竜殺剣の一撃で討たれた。
その為今回は登場しない。
- 第6真竜 ヘイズ
初代にも登場した、最も若き真竜。一人称はまさかの「オレ」。
ニアラに呼ばれて地球に現れるが、討伐されて竜殺剣に封印された。
が、永い時を掛けた結果封印が弱まって復活してしまう。
外見は初代と異なり蜘蛛に似ており、喰らった千人砲を背負い頭に竜殺剣がぶっ刺さっているという見るもおぞましい姿に変貌している。
- 第7真竜 VFD
今回のキーとなる「最後の真竜」。
未だ生まれていないとされ、もし生まれたものならば世界は終焉を迎えてしまうらしい。
職業
サムライ
セブンスドラゴン伝統の剣を扱う職業。攻守共に優れたオールラウンダー。
今作では、抜刀状態と居合状態を切り替えて戦う威力重視の「一刀」と、速効性・汎用性を重視した「双剣」のどちらかの武器スタイルを選ぶことになる。なお、この影響で既存スキルも抜刀・居合・双剣に分配されている。
欠点は魔防とMANAが低い事。但し爆発的に火力を上げる「不動居」がある為MANAのやりくりはしやすい方。
エージェント
前作までの「トリックスター」と「ハッカー」が合体したような職業。武器は2丁拳銃。
主に空属性(宙に浮いている敵に対して特効)攻撃やハッキングを駆使して戦う。サポートスキルも多く覚える。素の火力はやや低めだが、その分テクニカル。
欠点は素のMANAが全職最低の上に消耗が激しい点。攻め重視でもハッキングによるMANA回復は必須。
ゴッドハンド
前作までの「デストロイヤー」に回復職の要素が加わったような職業。武器はナックル。
デストロイ深度に代わって「ゴッド深度」と呼ばれる要素が存在する(基本的にはデストロイ深度と同様)。回復・強化に関しては主に単体が対象となっている。
前作のデストロイヤーよりは多少マシだが、足は遅く、攻撃スキルの大半が速効性に欠けるのが欠点。
デュエリスト
カード上に描かれたマモノやトラップをマナの力で具現化する、新世代の召喚士。
武器は前述の通りカードだが、すべてVOL.~となっている。……市販?
毎ターン引けるカードはランダムだが、特定のカードを引けるようになるスキルも存在する。
良くも悪くも「手札」に全てがかかっており、その分ターンの行動が安定しない。事故ると悲惨。
ルーンナイト
オーラを纏いし魔法騎士。武器はナイフで、これを触媒にして様々な現象を起こす。
味方を護る事に特化しているが、魔法攻撃も数多く習得する事が可能。
欠点はやや鈍足であり、強スキルは癖が強く使い方を考えないと一気に不利になる点。
ルーンナイト×9によるブレイブソード連打は大ボス級すら1ターンで沈める破壊力を持つ。但しロマン戦法(そもそもユニゾン発動まで数ターンかかり、ブレイブソードの威力はLIFE依存の為}。
フォーチュナー
戦場の占星術師。武器はサイズ(鎌)。
相手にデパフ(主に状態異常)効果を与える技や、味方をパフ(強化・補助)するのが中心となる職業。
物理火力もそれなりにあり、魔法職にありがちな「MANAが切れると何もできない」事はない。
欠点は耐久不足。ちなみに「サクリファイス」を覚えるのはこの職。
メイジ
魔法のスペシャリスト。武器はメイス。
同じ魔法職のフォーチュナーと比べると、属性魔法や瞬間回復に長けている。
やはり魔法職の宿命か物理耐久が低い。また、物理火力が無い為攻撃がMANA依存になりがち。
バニッシャー
巨大な槍と臼砲を併せ持つ兵器・装甲槍を扱う職。
物理火力及びLIFEが凄まじく高い。攻撃の大半が専用の「火薬」ゲージに依存するため火力が安定しないが、その分凄まじい爆発力を誇る。特にフル強化の「アースクエイク」+「エクゾースト」はボスすら一万以上削るバ火力を誇る。レベリングに最適。
欠点は全職トップの鈍足。
選択可能なキャラボイス
※五十音順・敬称略