「これで勝ったと思ったら大間違いだよ北斗星司!!」
概要
ウルトラマンA 第48話「べロクロンの復讐」に登場。 演:高毬子(現:高月毬子)
Q歯科医という歯医者の女医に化けている。虫歯の治療のためにQ歯科医を訪れた北斗星司の歯にベロクロン二世の幻覚を見せる装置を取り付けて北斗を精神的に追い詰めた。
べロクロン二世が倒された直後に北斗に正体を知られ、正体を暴くべく再びQ歯科医を訪れた北斗の前で本性を現した。北斗に「いい加減に復讐などやめたらどうだ」と言われるが全く耳を貸さず、「勝った者は常に負けた者達の怨みと怨念を背負って生き続けているのだ!!」という呪いの言葉(負け惜しみにも聞こえるが)を残し北斗に襲い掛かったが彼のタックガンとはまた別の銃で射殺された。死体は泡を放出して消滅し、Q歯科医も最初から幻影だったらしく、いつの間にか廃墟となって消滅していた。
北斗「(Qという歯医者は)あったよ。そして…消えてなくなりました」
本性を現した直後には白い能面を顔に着けていた。その裏の素顔は極彩色で描かれた悪魔のような形相をしており、終始人間体のままだった。
余談
『ウルトラマンメビウス』では、フジサワ・アサミ博士がヤプール絡みの事件で初登場した際、顔に能面を付けてGUYSの面々をビックリさせる(ミライも、この女ヤプールの一件を知っていたのか、彼女を一目見るなり「ヤプール!?」と思わず叫んでいる)というシーンがあった。
ヤプールの女性が歯医者をしていたという設定を活かして、ヤングチャンピオンで連載中の『ウルトラ怪獣擬人化計画 feat. POP Comic code』では、ヤプールが学生業の傍ら歯科医を経営しているという設定になっている。治療を終えた際に、病室のあった場所が廃墟になるなど、上記の本編を意識した展開も見られる。
作中ではシェルターが常連客としてよく訪れていることが語られているほか、主人公のメフィラス星人も虫歯の治療のために一度ここを訪れている。腕は確かなようだが(メフィラスも治療で虫歯が治り、痛みも引いていたことに驚き、絶賛していたほど)、ヤプールの横柄で上から目線で物を言う性格故か、あまり人気はないらしく、客はシェルターのみしかいないらしい。