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防護巡洋艦の編集履歴

2016-01-01 11:52:33 バージョン

防護巡洋艦

ぼうごじゅんようかん

防護巡洋艦は巡洋艦の種類の一つであり、、19世紀後半から20世紀初頭にかけて存在した形式。

概要

 主機室(船舶のエンジンを搭載する区画)および缶室(ボイラー)の上部にのみ防護甲板を施し、舷側に装甲を持たず、石炭の防御力に頼る形式の巡洋艦である。この形式は舷側に装甲を用いると重量オーバーになりやすい比較的小型のものに用いられた。

 この軍艦装甲巡洋艦などよりも価格が安い(小型のこの形式の巡洋艦は大型装甲巡洋艦のおおむね1/3)のため一時期は使用されたものの、動力の変化(具体的にはレシプロからタービン変更されたため馬力も上昇したため装甲が可能となったこと、燃料も石炭から石油に代わり防御が期待できなくなったこと)や主砲の進化(砲の威力増加により舷側に装甲なしでは不安となった)、さらには鋼材の進化(クルップ鋼により巡洋艦でも効率的な装甲が可能となった)によりこの形式は時代遅れのものとなった。

巡洋艦のその後

 そして技術が発展すると巡洋艦は軽装甲を施した軽装甲巡洋艦(軽巡洋艦)に発展、更にワシントン海軍軍縮条約で主力艦である戦艦巡洋戦艦規制されるとより強力な火力を搭載した艦が登場しロンドン条約ではそのような艦を重巡洋艦と規定されるに至った。

保存された艦艇

 この種の艦艇ではロシア帝国軍艦であったアヴローラ(日露戦争第一次世界大戦、十月革命などに参加した軍艦であり、練習艦となった後1947年に記念艦)が記念艦として現存している。

 また、トルコはこの種の艦を保存する予定であったものの、おそらく予算の不足により1960年代に解体している。

pixivにおいて

 大日本帝国海軍のこの種の艦の作品が多い、オリジナル艦娘も存在している。

関連項目

軍艦 巡洋艦

オリジナル艦娘

巡洋艦の進歩

装甲巡洋艦 巡洋戦艦

防護巡洋艦 軽巡洋艦重巡洋艦

水雷巡洋艦

ミサイル巡洋艦

参照

wikipedia:同項目

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